2026年３月期 第１四半期決算短信の要約
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藤倉化成株式会社の2026年3月期第1四半期決算では、売上高が136億7,700万円（前年同期比5.7％減）と減少したものの、営業利益は5億5,100万円（同49.1％増）、経常利益は6億5,700万円（同16.6％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億8,600万円（同27.2％増）と大幅な増益となりました。特に塗料セグメントの業績が好調で、営業利益が239.4％増加しています。一方で、合成樹脂セグメントは北米向け販売の低迷により苦戦しています。
主な事業セグメント
藤倉化成株式会社は、コーティング、塗料、電子材料、化成品、合成樹脂の5つの主要セグメントで事業を展開しています。コーティングセグメントではプラスチック用コーティング材を、塗料セグメントでは建築用塗料を取り扱っています。電子材料セグメントでは導電性樹脂材料を、化成品セグメントではトナー関連材料や粘・接着剤ベース、メディカル材料を扱っています。合成樹脂セグメントでは樹脂製品の仕入・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は136億7,700万円（前年同期比5.7％減）となりました。一方で、営業利益は5億5,100万円（同49.1％増）、経常利益は6億5,700万円(同16.6％増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億8,600万円（同27.2％増)と、増益となりました。 売上高は減少したものの、利益面では大幅な改善が見られました。特に塗料セグメントでは、新築用塗料の販売が好調で、営業利益が239.4％増加しました。一方、合成樹脂セグメントでは、北米向け販売の低迷により、営業損失を計上しています。
貸借対照表の変化
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ6,000万円（0.1％）増加し、591億800万円となりました。流動資産は3億6,300万円（1.1％）減少し336億3,000万円に、固定資産は4億2,300万円（1.7％）増加し254億7,700万円となりました。負債は1億9,800万円（1.2％）増加し、202億5,000万円となりました。純資産は1億3,900万円（0.3％）減少し、430億5,800万円となりました。自己資本比率は69.1％と、前連結会計年度末から0.2ポイント減少しました。
