2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社ヘリオスの2024年12月期決算では、売上収益が前期比361.6%増の5.6億円と大幅に増加しました。しかし、研究開発費19.6億円や金融費用15.89億円の計上により、営業損失28.43億円、親会社の所有者に帰属する当期損失42.35億円と損失が継続しています。資金調達や経費削減に取り組みつつ、主力パイプラインの開発を進めています。
主な事業セグメント
株式会社ヘリオスは、体性幹細胞再生医薬品分野とiPSC再生医薬品分野において研究開発を行っています。主な開発パイプラインには、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、脳梗塞急性期、外傷に対する治療薬MultiStem®や、iPS細胞由来のナチュラルキラー細胞(eNK®細胞)を用いた次世代がん免疫療法などがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上収益は5.6億円(前期比361.6%増)となりました。一方で、営業損失は28.43億円(前期は33.79億円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期損失は42.35億円(前期は38.23億円の損失)と損失が継続しています。売上収益の大幅増加は主にライセンス契約や共同研究契約による一時金の受領によるものですが、研究開発費や金融費用の増加により損失が拡大しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期比6.4%減の141.91億円となりました。主な変動として、現金及び現金同等物が45.4%減少し36.72億円となった一方、その他の金融資産が68.1%増加し44.59億円となりました。負債合計は7.3%増の121.08億円、資本合計は46.1%減の20.84億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は前期末の25.4%から14.5%に低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは18.17億円の支出(前期比35.6%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは14.18億円の支出(前期比26.5%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは7,700万円の収入(前期比97.7%減)となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末から45.4%減少し、36.72億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の業績予想については、事業提携の可能性や新規シーズの獲得の可能性など、現時点では業績に影響を与える未確定な要素が多いことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難な状況と考えられています。そのため、四半期ごとの決算業績及び事業の概況のタイムリーな開示に努め、通期の業績予想は開示しない方針となっています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2024年12月期および2025年12月期(予想)ともに年間配当金は0円となっています。
注意事項
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