2025年５月期 第３四半期決算短信の要約
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ダイト株式会社の当第3四半期連結累計期間は、売上高が366.09億円（前年同期比5.6%増）と増収となりましたが、営業利益は18.69億円（前年同期比39.8%減）と大幅な減益となりました。主な要因は製品構成の変化や減価償却費の増加、原材料価格の上昇などです。通期予想も増収減益を見込んでおり、厳しい事業環境が続いています。
主な事業セグメント
ダイト株式会社は、医薬品事業を主な事業セグメントとしています。原薬、製剤、健康食品の製造・販売を行っており、特にジェネリック医薬品向け原薬や製剤の製造受託が主力事業となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は366.09億円（前年同期比5.6%増）となりました。しかし、営業利益は18.69億円（前年同期比39.8%減）、経常利益20.33億円（前年同期比34.9%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益12.17億円（前年同期比48.0%減）と大幅な減益となりました。これは主に製品構成の変化、減価償却費の増加、棚卸品評価の影響、円安による原材料価格上昇などが要因とされています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末より10.78億円減少し766.3億円となりました。主な変動として、電子記録債権が10.87億円増加した一方、未収消費税が12.24億円、投資有価証券が12.13億円減少しました。負債は4.29億円減少し250.13億円となり、純資産は6.48億円減少し516.16億円となりました。自己資本比率は0.2ポイント増加し67.2%となっています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の25.99億円から32.08億円に増加しています。これは設備投資による固定資産の増加を反映していると考えられます。また、投資有価証券の売却による収入4.09億円があり、投資活動によるキャッシュ・フローにプラスの影響を与えたと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高490億円（前期比4.5%増）、営業利益24.5億円（前期比37.1%減）、経常利益26億円（前期比33.7%減）、親会社株主に帰属する当期純利益15億円（前期比54.5%減）と、増収減益を見込んでいます。EBITDAは67.5億円と予想されています。なお、この業績予想は直近に修正されたものです。
株主還元
2025年5月期の年間配当金は、中間配当35円、期末配当35円の合計70円を予定しています。これは前期の年間配当金60円から増配となります。
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