(株)デ・ウエスタン・セラピテクス研究所の決算情報

株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は、新薬の継続的な創出と開発パイプラインの拡充を目指す創薬事業を行っています。主な事業セグメントは、眼科手術補助剤や緑内障治療剤などの上市品の販売、開発パイプラインの推進、新薬候補化合物の研究開発活動です。

当第1四半期連結累計期間の売上高は9,600万円（前年同期比7.7％減）となりました。営業損失は1.42億円（前年同期は3.18億円の損失）、経常損失は1.49億円（前年同期は3.2億円の損失）、親会社株主に帰属する四半期純損失は1.5億円（前年同期は3.2億円の損失）と、損失幅が縮小しました。研究開発費が1.42億円（前年同期比58.9％減）と大幅に減少したことが主な要因です。

総資産は前期末比4.1％減の16億円となりました。純資産は前期末比36.4％増の10.01億円となり、自己資本比率は62.6％（前期末43.9％）に上昇しました。主な要因は、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金が各々2.09億円増加したことです。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末比1.4％増の11.41億円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは損失計上により減少、投資活動によるキャッシュ・フローは大きな変動がなく、財務活動によるキャッシュ・フローは新株予約権行使による収入があったと推測されます。

2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高4億円（前期比15.2％減）、営業損失6.7億円、経常損失6.8億円、親会社株主に帰属する当期純損失6.8億円と、前回発表から変更ありません。研究開発の進捗状況や新薬の承認状況によっては、業績が大きく変動する可能性があります。

配当については、2025年12月期の配当予想は期末配当金0円となっています。研究開発型企業の特性上、当面は内部留保の充実を図る方針であり、配当は予定されていません。