2025年12月期 第１四半期決算短信の要約
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大幸薬品の2025年12月期第1四半期は、売上高11.5億円（前年同期比16.5%減）、営業利益4,400万円（同79.5%減）と減収減益となりました。海外向け医薬品事業の減少が主因ですが、投資有価証券売却益により純利益への影響は緩和されました。通期予想は変更なく、引き続き厳しい業績が見込まれています。
主な事業セグメント
大幸薬品株式会社の主な事業セグメントは、医薬品事業と感染管理事業です。医薬品事業では「正露丸」などの製造販売を行い、感染管理事業では二酸化塩素関連製品を扱っています。その他事業として木酢液関連製品も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比16.5%減の11.5億円、営業利益が79.5%減の4,400万円、経常利益が95.1%減の1,100万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は38.1%減の2.92億円でした。主に海外向け医薬品事業の減収が影響し、感染管理事業の広告宣伝費増加も利益を圧迫しました。一方で、投資有価証券売却益3.47億円を特別利益として計上しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比5.8%減の121.61億円となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金の減少による流動資産の減少と投資有価証券の売却による固定資産の減少です。負債合計は15.5%減の41.81億円となり、長期借入金の返済などが影響しました。純資産は0.2%増の79.79億円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末比3.1%増の46.73億円となっています。債権回収による受取手形及び売掛金の減少や投資有価証券の売却が現金増加に寄与したと考えられます。一方で、長期借入金の返済3.71億円が現金減少要因となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高63億円（前期比0.1%増）、営業利益2.15億円（同65.9%減）、経常利益2億円（同70.9%減）、親会社株主に帰属する当期純利益3億円（同66.6%減）と減益を見込んでいます。第1四半期の実績を踏まえても、この予想値は変更されていません。
株主還元
2025年12月期の配当予想は現時点で「未定」とされています。前期（2024年12月期）の年間配当金は0円でした。
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