2024年12月期 決算短信の要約
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カルナバイオサイエンスの2024年12月期は、創薬事業の売上計上がなく、創薬支援事業も減収となり、連結売上高は前期比60.9％減の6.36億円に落ち込みました。臨床試験費用を中心とした積極的な研究開発投資により、営業損失は20.76億円と拡大しました。今後も先行投資を継続する方針で、業績回復には時間を要する見通しです。
主な事業セグメント
カルナバイオサイエンス株式会社は、創薬事業と創薬支援事業を展開しています。創薬事業では、がんや免疫・炎症疾患を重点領域とした新薬開発に取り組んでいます。創薬支援事業では、キナーゼ関連製品・サービスを製薬企業等に提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結売上高は6.36億円（前期比60.9％減）となりました。創薬事業の売上計上はなく（前期は7.07億円）、創薬支援事業の売上高は6.36億円（前期比30.7％減）でした。営業損失は20.76億円（前期は11.16億円の損失）、経常損失は20.8億円（前期は11.26億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純損失は21.78億円（前期は11.52億円の損失）と、損失が拡大しました。
貸借対照表の変化
総資産は27.72億円（前期末比36.3％減）となりました。主な減少要因は現金及び預金の7.8億円減、売掛金の7.01億円減です。負債は2.96億円（前期末比37.2％減）、純資産は24.75億円（前期末比36.2％減）となりました。自己資本比率は89.3％（前期末89.1％）とほぼ横ばいでした。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは13.74億円の支出（前期は16.77億円の支出）となりました。主な要因は税金等調整前当期純損失21.73億円の計上、売上債権の減少7.04億円です。投資活動は1,300万円の支出、財務活動は5.67億円の収入となりました。現金及び現金同等物の期末残高は7.8億円減少し、21.08億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高7.22億円（前期比13.5％増）、営業損失21.33億円（前期は20.76億円の損失）を見込んでいます。創薬事業では臨床試験費用を中心に積極的な先行投資を継続し、研究開発費は19.45億円（前期比10.4％増）を計画しています。創薬支援事業では売上高7.22億円（前期比3.5％増）、営業利益8,300万円（前期は3,400万円の損失）を予想しています。
株主還元
2024年12月期の配当金は0円、2025年12月期の配当予想も0円となっています。
注意事項
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