2025年3月期 決算短信の要約
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第一三共の2025年3月期連結業績は、エンハーツなどのグローバル主力品の伸長により売上収益が1兆8,863億円(前期比17.8%増)、営業利益が3,319億円(同56.9%増)と大幅な増収増益を達成しました。2026年3月期も増収増益を予想し、株主還元も強化しています。
主な事業セグメント
第一三共株式会社の主な事業セグメントは医薬事業の単一セグメントです。医療用医薬品が売上収益の95.3%を占め、ヘルスケア製品が4.6%、その他が0.1%となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上収益が前期比17.8%増の1兆8,863億円、営業利益が56.9%増の3,319億円となりました。エンハーツやリクシアナなどのグローバル主力品の伸長により大幅な増収増益を達成しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は47.3%増の2,958億円と、利益成長が加速しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比0.1%減の3兆4,561億円となりました。負債合計は3.4%増の1兆8,327億円、資本合計は3.9%減の1兆6,234億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は47.0%と、前期末から1.8ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは538億円の収入(前期は5,993億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは3,342億円の収入(前期は2,826億円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは3,778億円の支出(前期は1,236億円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上収益2兆円(前期比6.0%増)、営業利益3,500億円(同5.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益3,000億円(同1.4%増)を見込んでいます。エンハーツの伸長や戦略的提携に伴うマイルストン収入の増加等により、増収増益を予想しています。
株主還元
2024年度の1株当たり年間配当金は前年度比10円増配の60円(中間30円、期末30円)とすることを決定しました。2025年度は更に18円増配の78円(中間39円、期末39円)を予定しています。また、2024年度に2回の自己株式取得(合計約5,268万株、2,500億円)を実施しました。
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