2025年３月期 決算短信の要約
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テルモ株式会社の2025年3月期決算は、売上収益1兆362億円（前期比12.4%増）、営業利益1,577億円（同12.5%増）と増収増益を達成しました。グローバルでの医療需要拡大を背景に、特に海外事業が好調に推移。調整後営業利益は2,034億円（同29.8%増）と大幅に伸長し、収益性の向上が見られます。
主な事業セグメント
テルモ株式会社の主な事業セグメントは、心臓血管カンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニーの3つです。各カンパニーは、医療機器や医療用品の製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上収益が前期比12.4%増の1兆362億円、営業利益が12.5%増の1,577億円となりました。グローバルでの医療需要拡大により、特に米州を中心に海外での主要ビジネスが成長しました。調整後営業利益は29.8%増の2,034億円と大幅に伸長しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期比0.2%減の1兆8,284億円となりました。主な変動として、のれん及び無形資産が430億円減少した一方、現金及び現金同等物が170億円、有形固定資産が152億円増加しました。負債合計は8.8%減の4,599億円、資本合計は3.1%増の1兆3,685億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2,108億円の収入となり、前期比44.1%増加しました。投資活動では825億円を支出し、主に生産設備等への投資に充てられました。財務活動では1,088億円を支出し、長期借入金の返済や自己株式の取得などが主な要因です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上収益1兆500億円（前期比1.3%増）、調整後営業利益2,140億円（同5.2%増）、営業利益1,940億円（同23.0%増）を見込んでいます。引き続き欧米を中心に売上収益の拡大が期待されますが、原材料価格の高止まりや米国の関税政策の動向など、不透明な要素も存在します。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり26円（中間配当金13円、期末配当金13円）となる予定です。2026年3月期の年間配当金は1株当たり30円（中間配当金15円、期末配当金15円）を予定しており、増配が見込まれています。
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