日本ケミファ(株)の決算情報

日本ケミファ株式会社の主な事業セグメントは医薬品事業です。医療用医薬品の製造・販売を主に行っており、ジェネリック医薬品、臨床検査薬、新薬の3つの事業ドメインを推進しています。また、その他事業として安全性試験の受託等も行っています。

当期の連結業績は、売上高が325.7億円(前期比5.9%増)、営業利益6.06億円(前期は4.94億円の損失)、経常利益4.43億円(前期は2.19億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益2.94億円(前期は1.8億円の損失)となりました。医薬品事業の売上高は313.86億円(前期比6.0%増)、営業利益は5.06億円(前期は6億円の損失)と大幅に改善しました。ジェネリック医薬品の拡販や臨床検査薬の伸長が増収に寄与しました。

資産合計は498.51億円(前期末比0.6%増)となりました。流動資産は300.66億円(同5.6%減)、固定資産は197.85億円(同11.7%増)となっています。負債合計は306.84億円(同1.3%減)、純資産合計は191.67億円(同3.8%増)となりました。自己資本比率は38.4%(前期末37.3%)に改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは2.65億円の減少(前期は2.96億円の増加)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは16.55億円の減少(前期は31.39億円の減少)、財務活動によるキャッシュ・フローは3.05億円の減少(前期は14.47億円の増加)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は70.21億円(前期末比23.7%減)となっています。

次期の連結業績予想は、売上高350億円(前期比7.5%増)、営業利益3億円(同50.5%減)、経常利益1億円(同77.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1.5億円(同49.1%減)を見込んでいます。増収を見込む一方で、利益面では減益を予想しています。

当期の配当は1株当たり50円を予定しています。次期の配当も1株当たり50円を予定しており、配当性向は120.3%となる見込みです。