2025年３月期 決算短信の要約
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森下仁丹株式会社の2025年3月期決算は、ソリューション事業の好調により増収増益となりました。売上高127.66億円(前年同期比2.9%増)、営業利益8.04億円(同12.3%増)と堅調な業績を示しています。一方で、特別損失の計上により当期純利益は減少しましたが、次期は利益面での回復と増配が予想されています。
主な事業セグメント
森下仁丹株式会社の主な事業セグメントは、コンシューマー事業とソリューション事業です。コンシューマー事業では主に健康関連製品を販売し、ソリューション事業ではシームレスカプセル製剤技術による受託製造および機能性原料販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高127.66億円(前年同期比2.9%増)、営業利益8.04億円(同12.3%増)、経常利益8.7億円(同6.7%増)となりました。ソリューション事業が好調で全体を牽引し、売上・利益ともに増加しました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は5.47億円(同21.5%減)と減益になりました。これは固定資産の減損損失および保有株式の評価損を計上したことが主な要因です。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が前期末比4.1%増の178.96億円となりました。流動資産は現金及び預金の増加などにより16.1%増加し、固定資産は投資有価証券の時価減少などにより4.2%減少しました。負債は長期借入金の増加などにより14.0%増加し、純資産は0.1%増加しました。自己資本比率は67.9%と前期末の70.7%から低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6.69億円の収入(前期比240.8%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは7.01億円の支出(同39.1%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは8.8億円の収入(前期は3.62億円の支出)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比77.7%増の19.4億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高128億円(前期比0.3%増)、営業利益9億円(同11.9%増)、経常利益9.5億円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7.2億円(同31.6%増)を見込んでいます。売上高は微増ですが、利益面では二桁成長を予想しており、特に当期純利益の大幅な回復を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は55円(前期比5円増)、配当総額は2.25億円(前期比10.3%増)となりました。2026年3月期の配当予想は1株当たり65円(前期比10円増)で、さらなる増配が予定されています。
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