2025年12月期 第１四半期決算短信の要約
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中外製薬の2025年第1四半期業績は、海外製商品売上高の大幅増加により、売上収益が2,885億円(前年同期比21.8%増)、Core営業利益が1,395億円(同36.6%増)と大きく伸長しました。特にロシュ向け輸出のヘムライブラとアクテムラが好調でした。一方、国内市場では薬価改定や後発品浸透の影響を受けています。通期予想に対する進捗率は約24%となっています。
主な事業セグメント
中外製薬株式会社は、新規の医療用医薬品の研究、開発、製造、販売活動を行う単一の医薬品事業に従事しています。主な事業セグメントとして、国内製商品売上高はオンコロジー領域とスペシャリティ領域に分かれており、海外製商品売上高も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年第1四半期の業績は大幅に改善しました。売上収益は2,885億円(前年同期比21.8%増)、Core営業利益は1,395億円(同36.6%増)、Core四半期利益は992億円(同30.5%増)となりました。海外製商品売上高が54.7%増加し、特にロシュ向け輸出のヘムライブラとアクテムラが大幅に伸長しました。一方、国内製商品売上高は薬価改定や後発品浸透の影響を受け、前年同期並みとなりました。
貸借対照表の変化
資産合計は2兆1,395億円(前期末比3.1%減)、負債合計は2,323億円(同24.3%減)、純資産合計は1兆9,072億円(同0.3%増)となりました。純営業資産(NOA)は9,287億円(同2.0%減)となり、純運転資本が417億円減少した一方、長期純営業資産が228億円増加しました。ネット現金は9,446億円(同5.2%減)となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは667億円の収入(前年同期比33.9%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは869億円の支出(同169.9%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは954億円の支出(同42.6%増)となりました。結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は4,234億円(前年同期比8.5%減)となりました。フリー・キャッシュ・フローは427億円の収入(同51.0%減)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期業績予想は、売上収益1兆1,900億円(前年比1.7%増)、Core営業利益5,700億円(同2.5%増)、Core当期利益4,100億円(同3.2%増)、Core EPS 250円00銭(同3.6%増)を見込んでいます。第1四半期の実績は、売上収益で通期予想の24.2%、Core営業利益で24.5%の進捗となっています。
株主還元
2025年12月期の年間配当金は、1株当たり250円00銭(普通配当100円00銭、創業100周年記念配当150円00銭)を予定しています。第2四半期末配当金は125円00銭(普通配当50円00銭、記念配当75円00銭)、期末配当金も同様の125円00銭を予定しています。Core配当性向は100.0%を見込んでいます。
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