2025年９月期 第１四半期決算短信の要約
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株式会社Speeeの2025年9月期第1四半期は、売上高38.73億円（前年同期比3.8%増）と増収となりましたが、営業損失400万円、親会社株主に帰属する四半期純損失8,400万円と減益となりました。金融DX事業への積極投資が影響し、EBITDAも72.5%減の3,800万円に減少。通期では売上高14.6%増を見込むものの、利益面では厳しい予想となっています。
主な事業セグメント
株式会社Speeeは、「レガシー産業DX事業」「DXコンサルティング事業」「金融DX事業」の3つの主要セグメントを展開しています。レガシー産業DX事業では、デジタル化が遅れている市場で消費者と事業者のマッチングを行い、DXコンサルティング事業では企業のデータ活用とマーケティング高度化を支援し、金融DX事業ではステーブルコインを用いた国際送金ソリューションを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は38.73億円（前年同期比3.8%増）となりました。一方、営業損失は400万円（前年同期は9,300万円の利益）、経常利益は1,000万円（前年同期比90.4%減）、親会社株主に帰属する四半期純損失は8,400万円（前年同期は3,200万円の利益）と減益となりました。EBITDAは3,800万円（前年同期比72.5%減）と大幅に減少しています。セグメント別では、レガシー産業DX事業とDXコンサルティング事業が増収となった一方、金融DX事業は開発投資が先行し損失が拡大しました。
貸借対照表の変化
総資産は95.67億円（前期末比5.4%減）、負債は42.35億円（同9.9%減）、純資産は53.32億円（同1.6%減）となりました。主な変動要因として、現金及び預金が3.73億円減少、未払法人税等が2.32億円減少、長期借入金が1.99億円減少しました。自己資本比率は55.7%（前期末53.5%）と2.2ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が3.73億円減少しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失8,400万円の計上や、長期借入金の返済1.99億円などが影響していると考えられます。一方で、減価償却費は2,500万円計上されています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の通期連結業績予想は、売上高180.1億円（前期比14.6%増）、営業利益0円（前期比99.9%減）、経常損失0円、親会社株主に帰属する当期純損失6.14億円を見込んでいます。前回公表からの修正はありません。売上高は二桁成長を予想する一方、利益面では金融DX事業への積極投資などにより減益を見込んでいます。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年9月期の配当予想は第2四半期末0円、期末0円の年間0円となっています。
注意事項
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