(株)ニイタカの決算情報

株式会社ニイタカの主な事業セグメントは、ケミカル事業（業務用洗剤・洗浄剤・除菌剤・漂白剤・固形燃料等）とヘルスケア事業（健康食品等）です。ケミカル事業が売上高の約94%を占める主力事業となっています。

当第1四半期連結累計期間の売上高は60億600万円（前年同期比4.8%増）となりました。利益面では、ケミカル事業における製品売上の拡大やヘルスケア事業のコストダウン等により、営業利益は5億8,200万円（同36.6%増）、経常利益は6億1,600万円（同40.0%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億1,900万円（同41.3%増）と大幅な増益となりました。特にケミカル事業では、外食市場の堅調な推移による洗剤需要の増加や、人手不足対応製品の採用拡大が増収に寄与しています。

資産は前連結会計年度末比3億8,500万円増の229億6,900万円となりました。主な増加要因は、受取手形及び売掛金が9,200万円、商品及び製品が1億5,000万円、投資その他の資産のその他が8,200万円それぞれ増加したことです。負債は前連結会計年度末比2億1,200万円増の80億4,000万円となりました。純資産は前連結会計年度末比1億7,200万円増の149億2,900万円となり、自己資本比率は65.0%と高い水準を維持しています。

当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1億2,700万円（前年同期比6.4%減）、のれんの償却額は600万円（前年同期と同額）となっています。

2026年5月期の通期連結業績予想は、売上高250億円（前期比5.4%増）、営業利益17億円（同11.7%減）、経常利益17億3,000万円（同11.5%減）、親会社株主に帰属する当期純利益11億円（同39.1%減）と増収減益を見込んでいます。第1四半期の実績は好調でしたが、通期予想は据え置かれています。

2026年5月期の配当予想は、中間配当38円、期末配当38円の年間76円となっています。前期実績の年間92円から減配の予想となっていますが、これは前期に特別配当が含まれていたためと考えられます。