2025年２月期 決算短信の要約
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ウイングアーク１ｓｔ株式会社の2025年2月期連結業績は、売上収益287.08億円（前期比11.5％増）、営業利益82.16億円（前期比12.4％増）と増収増益を達成しました。帳票・文書管理ソリューションとデータエンパワーメントソリューションの両事業が成長を遂げ、EBITDAも96.5億円（前期比12.2％増）と伸長しています。今後も積極的な投資と成長戦略の推進が期待されます。
主な事業セグメント
ウイングアーク１ｓｔ株式会社は、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしています。提供するソリューションは、企業の基幹業務を支える「帳票・文書管理ソリューション」と、データ活用による新たな価値創出を目指す「データエンパワーメントソリューション」の2つに区分されています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年2月期の連結業績は、売上収益が287.08億円（前期比11.5％増）、営業利益が82.16億円（前期比12.4％増）、税引前利益が82.53億円（前期比13.0％増）、親会社の所有者に帰属する当期利益が59.29億円（前期比9.6％増）となりました。EBITDAは96.5億円（前期比12.2％増）と増加しました。帳票・文書管理ソリューションの売上収益は187.61億円（前期比13.7％増）、データエンパワーメントソリューションは99.46億円（前期比7.4％増）と、両ソリューションとも成長を遂げています。
貸借対照表の変化
資産合計は684.36億円（前期末比24.86億円増）となりました。主な要因は、現金及び現金同等物の17.28億円増加、営業債権及びその他の債権の7.81億円増加です。負債合計は265.9億円（前期末比2.62億円減）となり、主に長期借入金の14.09億円減少によるものです。資本合計は418.46億円（前期末比27.49億円増）となり、主に親会社の所有者に帰属する当期利益の計上による利益剰余金の増加によるものです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは81.96億円の獲得（前期は78.4億円の獲得）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは16.57億円の使用（前期は16億円の使用）となり、主に有形固定資産、無形資産の取得、関連会社の取得、子会社の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは48.02億円の使用（前期は44.62億円の使用）となり、主に長期借入金の返済と配当金の支払いによるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、売上収益303億円（前期比5.5％増）、EBITDAは104億円（前期比7.8％増）、親会社の所有者に帰属する当期利益は63.6億円（前期比7.3％増）を見込んでいます。クラウドや生成AIに関連するIT投資の拡大、公共領域での自治体情報システムの標準化といった市場変化を捉え、適切な投資を行いながら売上・利益の拡大を目指します。
株主還元
2025年2月期の1株当たり配当金は104円（前期実績78.7円）となりました。2026年2月期の配当予想も1株当たり104円と、前期と同等水準を予定しています。
注意事項
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