2025年3月期 決算短信の要約
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日油株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高2,383.1億円(前期比7.2%増)、営業利益453.08億円(同7.5%増)と増収増益となりました。機能化学品事業が好調で全体を牽引し、化薬事業も増収増益となった一方、医薬・医療・健康事業は減収減益でした。自己資本比率は78.0%に上昇し、財務基盤は引き続き安定しています。
主な事業セグメント
日油株式会社の主な事業セグメントは、機能化学品事業、医薬・医療・健康事業、化薬事業です。機能化学品事業では脂肪酸誘導体や界面活性剤等、医薬・医療・健康事業では食用加工油脂や健康関連製品等、化薬事業では産業用爆薬類や宇宙関連製品等を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高2,383.1億円(前期比7.2%増)、営業利益453.08億円(同7.5%増)、経常利益465.72億円(同2.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益364.97億円(同7.4%増)となりました。機能化学品事業が好調で、売上高・利益ともに増加しました。一方、医薬・医療・健康事業は減収減益となりました。化薬事業は増収増益でした。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比4.6%増の3,571.96億円となりました。主な変動は、棚卸資産の増加63.2億円、有形固定資産の増加103.73億円、投資有価証券の減少93.28億円です。負債は2.8%増の776.46億円、純資産は5.1%増の2,795.5億円となりました。自己資本比率は78.0%と前期末から0.4ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは289.75億円の収入(前期比9.95億円減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは137.49億円の支出(同12.14億円減)、財務活動によるキャッシュ・フローは220.15億円の支出(同49.13億円増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比48.02億円減少し、827.06億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高2,520億円(前期比5.7%増)、営業利益460億円(同1.5%増)、経常利益479億円(同2.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益368億円(同0.8%増)を見込んでいます。機能化学品事業と医薬・医療・健康事業は増収増益、化薬事業は大幅な増収増益を予想しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり45円(中間配当21円、期末配当24円)となりました。2026年3月期の配当予想は年間48円(中間配当24円、期末配当24円)です。また、2025年5月9日に最大100億円、500万株を上限とする自己株式取得を決議しました。
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