2025年３月期 決算短信の要約
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日本精化株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高356億6,300万円（前期比6.4％増）、営業利益48億9,500万円（同16.6％増）と増収増益を達成しました。機能性製品セグメントの好調が業績を牽引し、特に海外向け販売が伸長しています。自己資本比率80.5％と財務基盤も強固で、積極的な株主還元策も実施されています。
主な事業セグメント
日本精化株式会社の主な事業セグメントは、「機能性製品」と「環境衛生製品」です。機能性製品では化粧品用原料、リン脂質、機能性コーティング剤などの製造販売を行い、環境衛生製品では業務用洗剤や除菌・殺菌剤などを製造販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が356億6,300万円（前期比6.4％増）、営業利益が48億9,500万円（同16.6％増）、経常利益が52億1,000万円（同17.0％増）、親会社株主に帰属する当期純利益が38億7,000万円（同16.3％増）となりました。機能性製品セグメントが好調で、特にビューティケア分野での海外向け販売増加が業績を牽引しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期比0.6％増の597億9,600万円となりました。負債は前期比9.8％減の107億2,600万円、純資産は前期比3.2％増の490億6,900万円となりました。自己資本比率は80.5％と高水準を維持しています。有価証券の増加や建物及び構築物の増加が主な要因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは40億8,700万円の収入（前期比21億9,000万円減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは17億6,800万円の支出（同11億3,400万円増）、財務活動によるキャッシュ・フローは6億200万円の支出（同19億4,300万円減）となりました。結果として、現金及び現金同等物は前期末比17億100万円増加し、126億3,800万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高342億円（当期比4.1％減）、営業利益50億円（同2.1％増）、経常利益52億円（同0.2％減）、親会社株主に帰属する当期純利益40億円（同3.3％増）を見込んでいます。中期経営計画の最終年度（2026年度）の目標値も見直され、売上高380億円、営業利益58億円に修正されました。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり74円（前期比4円増）、配当性向は43.0％となる予定です。2026年3月期の年間配当金は1株当たり94円を予定しており、中期経営計画の見直しに伴い、2026年度の目標配当額も1株当たり100円に引き上げられました。
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