2025年３月期 決算短信の要約
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ぴあ株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高453億6,200万円(前年同期比114.6%)、営業利益26億3,600万円(同217.9%)と過去最高を更新しました。大型興行の増加やチケット単価上昇、新規事業の成果が寄与し、中期経営計画目標を大幅に上回りました。次期も増収増益を見込み、2025年度中の累積損失解消と復配実現を目指しています。
主な事業セグメント
ぴあ株式会社の主な事業セグメントは、チケッティングビジネスを核とした感動のライフライン事業です。具体的には、音楽・演劇・スポーツなどのイベントチケット販売、興行の企画・主催、ホール・アリーナの運営などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高453億6,200万円(前年同期比114.6%)、営業利益26億3,600万円(同217.9%)、経常利益23億7,800万円(同257.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益15億9,100万円(同142.3%)となり、過去最高益を更新しました。大型興行の増加やチケット単価の上昇、新規事業の成果などが寄与し、中期経営計画の目標値を大幅に上回る結果となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比13.2%増の1,021億5,000万円となりました。主な要因は現金及び預金の増加です。負債は前期末比12.0%増の949億1,000万円となり、主に買掛金と前受金が増加しました。純資産は前期末比30.6%増の72億3,900万円となり、利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率は7.1%と1.0ポイント改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは153億3,600万円の収入(前期比24.0%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは19億3,200万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは10億2,200万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比36.5%増の463億100万円となり、過去最高水準を記録しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高470億円(前期比103.6%)、営業利益34億円(同129.0%)、経常利益32億円(同134.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益23億円(同144.5%)を見込んでいます。基幹事業の拡大や新規事業の成長により、中期経営計画の目標を上回る見通しです。2025年度中には累積損失を解消し、5期ぶりの復配を目指しています。
株主還元
当期の配当は無配となりました。次期(2026年3月期)の配当予想は1株当たり10円です。中期経営計画期間中(2025年度中)の復配実現を目指しています。
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