2025年３月期決算短信の要約
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日本システム技術株式会社の2025年3月期決算は、売上高293億2,400万円(前期比12.0％増)、営業利益31億8,800万円(同14.2％増)と増収増益を達成しました。ＤＸ＆ＳＩ事業やパッケージ事業が好調で、特に金融分野での大型案件が成長を牽引しています。自己資本比率も64.4％に改善し、財務基盤の強化が進んでいます。
主な事業セグメント
日本システム技術株式会社の主な事業セグメントは、ＤＸ＆ＳＩ事業、パッケージ事業、医療ビッグデータ事業、グローバル事業です。各事業は、システム開発、パッケージソフトウェア提供、医療データ分析、海外でのIT事業展開などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高293億2,400万円(前期比12.0％増)、営業利益31億8,800万円(同14.2％増)、経常利益32億6,400万円(同14.1％増)、親会社株主に帰属する当期純利益24億4,300万円(同17.1％増)と増収増益となりました。ＤＸ＆ＳＩ事業やパッケージ事業が好調で、特に金融・保険・証券業向けの大型案件が成長を牽引しています。一方、グローバル事業は減収減益となり、課題が残る結果となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は229億900万円(前期末比14.4％増)となりました。主な増加要因は、売掛金及び契約資産の増加(22.2％増)、投資有価証券の増加(157.5％増)、差入保証金の増加(99.7％増)です。負債合計は80億8,000万円(同10.5％増)、純資産合計は148億2,800万円(同16.7％増)となりました。自己資本比率は64.4％と、前期末の63.2％から改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは17億5,700万円の収入(前期比6.9％減)となりました。主な要因は、売上債権の増加による回収額の減少と法人税等の支払額の増加です。投資活動によるキャッシュ・フローは19億4,100万円の支出(同155.0％増)となり、主に投資有価証券の取得と差入保証金の増加によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは5億9,900万円の支出(同41.3％増)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高320億円(前期比9.1％増)、営業利益35億9,000万円(同12.6％増)、経常利益36億6,000万円(同12.1％増)、親会社株主に帰属する当期純利益27億7,000万円(同13.4％増)と、引き続き増収増益を見込んでいます。各事業セグメントでの成長戦略を推進し、特にＤＸ＆ＳＩ事業での高付加価値ビジネスの拡大や、自社ブランド事業での新サービス創出に注力する方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり27円00銭、配当総額は6億7,000万円となりました。2026年3月期の配当予想は1株当たり35円00銭と増配を予定しており、予想配当性向は31.2％となっています。
注意事項
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