2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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TAC株式会社の当第3四半期連結累計期間は、売上高144億3,500万円(前年同期比0.5%増)、営業利益4億3,900万円と大幅な増益となりました。個人教育事業の回復や法人研修事業の堅調な推移が寄与し、前年同期の赤字から黒字転換を果たしています。財務面では自己資本比率が改善し、経営の安定性が高まっています。
主な事業セグメント
TAC株式会社の主な事業セグメントは、個人教育事業、法人研修事業、出版事業、人材事業です。個人教育事業は社会人向け資格取得支援、法人研修事業は企業向け研修、出版事業は資格試験対策書籍の出版、人材事業は会計系・医療系人材紹介を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が144億3,500万円(前年同期比0.5%増)、営業利益4億3,900万円(前年同期は3億2,100万円の損失)、経常利益4億5,200万円(同3億5,300万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億8,800万円(同2億3,600万円の損失)となりました。個人教育事業の回復や法人研修事業の堅調な推移により、増収増益となっています。
貸借対照表の変化
総資産は209億5,900万円(前年同四半期末比0.5%増)、純資産は60億6,600万円(同3.7%増)となりました。主な増加は受取手形及び売掛金1億5,800万円増、商品及び製品9,800万円増、差入保証金8,900万円増です。主な減少は長短借入金4億6,000万円減でした。自己資本比率は28.9%(前年同四半期末比0.9ポイント増)となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細は開示されていませんが、前受金が5億1,700万円増加し58億1,700万円となっており、営業キャッシュ・フローは改善していると推測されます。投資活動では、差入保証金が8,900万円増加しています。財務活動では、長短借入金が4億6,000万円減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高192億2,000万円(前期比1.1%増)、営業利益2億7,000万円(前期は3億700万円の損失)、経常利益2億2,000万円(同3億2,900万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益1億5,000万円(同2億1,900万円の損失)を見込んでいます。第3四半期までの業績が好調なため、通期予想の上方修正の可能性があります。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は1株当たり4円(中間配当2円、期末配当2円)となっています。前期の年間配当6円から減配となる見込みですが、業績回復に伴い配当の増額修正の可能性もあります。
注意事項
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