2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社Jストリームの第3四半期決算は、売上高89.02億円(前年同期比4.8%増)、営業利益8.39億円(同60.7%増)と大幅な増益を達成しました。EVC領域(医薬以外)やOTT領域での受注拡大と、内製化による利益率改善が寄与し、通期業績予想も上方修正されています。自己資本比率79.9%と財務基盤も安定しており、今後の成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社Jストリームは、動画ソリューション事業を主な事業としています。主に放送局などのコンテンツホルダー向けのシステム開発・運用、各種イベントのインターネットライブ配信、企業の社内情報共有・教育向けのオンデマンド動画配信サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高89.02億円(前年同期比4.8%増)、営業利益8.39億円(同60.7%増)、経常利益8.64億円(同59.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5.12億円(同73.1%増)となりました。EVC領域(医薬以外)やOTT領域での受注が好調で、内製比率の高いコンテンツ制作の増加や費用削減効果により、利益率が大幅に改善しました。特に営業利益は前年同期比で60.7%増加し、8.39億円に達しています。
貸借対照表の変化
総資産は131.74億円(前期末比5.4%増)、純資産は110.05億円(同1.2%増)となりました。流動資産が7.17億円増加し、主に預け金や受取手形、売掛金及び契約資産の増加によるものです。一方、固定資産は4,400万円減少しました。負債は21.69億円(同33.0%増)となり、主に前受金や未払法人税等の増加によるものです。自己資本比率は79.9%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は39.23億円(前期末比3.4%減)となっています。一方で、預け金が34億円(同21.4%増)と大幅に増加しており、流動性は十分に確保されています。また、営業活動によるキャッシュ・フローの指標となる減価償却費は5億円、のれん償却額は9,800万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高117.3億円(前期比4.1%増)、営業利益8.55億円(同50.9%増)、経常利益8.86億円(同51.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4.98億円(同67.0%増)と上方修正されました。第3四半期までの好調な業績を反映し、特に利益面での大幅な成長が見込まれています。
株主還元
前期の年間配当金は1株当たり16円でした。当期の配当予想は1株当たり14円と若干減少していますが、業績予想の上方修正を踏まえると、今後配当予想が見直される可能性もあります。
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