2025年6月期第3四半期決算短信の要約
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サスメド株式会社の2025年6月期第3四半期決算では、事業収益が前年同期比35.9%増の4.18億円となり、損失幅も縮小しました。DTxプロダクト事業での不眠障害治療用アプリの進展や、DTxプラットフォーム事業でのブロックチェーン技術活用が成長を牽引しています。通期予想では更なる増収を見込む一方で損失拡大を予想しており、今後の開発進展と収益化が注目されます。
主な事業セグメント
サスメド株式会社は、治療用アプリ開発を行う「DTxプロダクト事業」と、汎用臨床試験システム、機械学習自動分析システムの提供及びこれらシステムを活用したDTx開発支援から構成される「DTxプラットフォーム事業」の2つの事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期累計期間の業績は、事業収益4.18億円（前年同期比35.9%増）、営業損失1.47億円（前年同期は2.27億円の損失）、経常損失1.43億円（前年同期は2.19億円の損失）、四半期純損失1.46億円（前年同期は2.19億円の損失）となりました。DTxプロダクト事業では、不眠障害治療用アプリの保険適用と上市準備が進み、他のパイプラインも順調に進捗しています。DTxプラットフォーム事業では、ブロックチェーン技術を活用した治験管理システムの提供が拡大しています。
貸借対照表の変化
資産合計は46.55億円（前期末比5.6%減）、負債合計は1.43億円（前期末比56.4%減）、純資産合計は45.12億円（前期末比2.0%減）となりました。主な変動として、現金及び預金が3.04億円減少し、契約負債が1.91億円減少しました。自己資本比率は96.0%（前期末比3.1ポイント増）と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比3.04億円減少しています。これは主に営業活動や投資活動によるキャッシュ・フローの減少を反映していると考えられます。一方で、譲渡制限付株式報酬としての新株発行により、資本金と資本剰余金がそれぞれ1,624万円、1,618.7万円増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期通期の業績予想は、事業収益4.79億円（前期比39.9%増）、営業損失3.78億円、経常損失3.79億円、当期純損失3.86億円を見込んでいます。第3四半期累計期間の実績と比較すると、第4四半期に更なる損失拡大を予想していますが、事業収益は着実に成長する見通しです。
株主還元
配当に関する記載はありませんが、2025年6月期の期末配当予想は0円となっています。現時点では配当を予定していないことが示唆されています。
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