2025年３月期 通期決算短信の要約
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ニフティライフスタイル株式会社の2025年3月期連結業績は、M&Aによる事業拡大効果により売上高が38.8％増の49.38億円と大幅に伸長し、7期連続で過去最高を更新しました。利益面では、営業利益が7.5％増の10.04億円、経常利益が6.2％増の9.95億円と増益を確保しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は2.2％減の6.17億円とわずかに減少しました。
主な事業セグメント
ニフティライフスタイル株式会社は、不動産テック領域を中心とした行動支援サービス事業を展開しています。主力サービスにはニフティ不動産、ニフティ温泉、DFOなどがあり、不動産、ウェルネス、クロステックの各領域でサービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が49.38億円（前年同期比38.8％増）と7期連続で過去最高を更新しました。営業利益は10.04億円（同7.5％増）、経常利益は9.95億円（同6.2％増）となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は6.17億円（同2.2％減）と微減となりました。売上高の大幅増加は、株式会社ドアーズの子会社化や株式会社GiRAFFE&Co.の連結効果が寄与しています。
貸借対照表の変化
資産合計は70.16億円（前期末比11.4％増）となりました。主な変動として、流動資産が6.09億円減少した一方、固定資産が13.25億円増加しました。これは主にドアーズ社の株式取得により、顧客関連無形資産が4.83億円、のれんが8.21億円それぞれ増加したことによるものです。負債合計は12.13億円（同19.0％増）、純資産合計は58.03億円（同9.9％増）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは9.55億円の収入となり、前年同期比17.1％減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは15.26億円の支出となり、前年同期比422.2％増加しました。これは主にドアーズ社の株式取得による支出13.74億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは1.92億円の支出となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は41.82億円となり、前期末比15.4％減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高53.24億円（前年同期比7.8％増）、営業利益10.72億円（同6.8％増）、経常利益10.7億円（同7.5％増）、親会社株主に帰属する当期純利益6.92億円（同12.0％増）を見込んでいます。中期経営計画の初年度として、LIFE STYLE領域における住まい事業を中心とした売上拡大を図るとともに、既存事業の集客効率の最適化や中期的成長に向けた投資を推進する計画です。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり32円00銭（中間配当9円00銭、期末配当23円00銭）となりました。次期の配当予想は1株当たり54円（中間27円00銭、期末27円00銭）を予定しています。新たに配当性向の目途を50％とする方針を発表し、株主還元の強化を図っています。
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