ダイキョーニシカワ(株)の決算情報

ダイキョーニシカワ株式会社の主な事業セグメントは自動車部品事業です。日本、中米・北米、アセアン、中国・韓国の4つの地域で事業を展開しており、主に自動車部品の製造・販売を行っています。

当連結会計年度の売上高は前年比6.0%増の1,685.61億円となりました。営業利益は15.1%増の100.04億円、経常利益は10.4%増の96.88億円、親会社株主に帰属する当期純利益は12.4%増の64.98億円と、増収増益となりました。米国生産拠点の2直生産が通期で寄与したことや、コスト改善活動、減価償却費の減少などが好業績に貢献しています。一方で、メキシコペソとアメリカドルの為替影響により、中米・北米セグメントの利益は減少しました。

総資産は前年比4.1%減の1,545.54億円となりました。主な要因は、現金及び預金、機械装置及び運搬具の減少です。負債は17.1%減の646.05億円となり、長期借入金が大幅に減少しました。純資産は8.0%増の899.49億円となり、自己資本比率は前年の50.1%から56.5%に上昇しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは167.83億円の収入となり、前年比17.6%減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは75.82億円の支出となり、前年の15.93億円の収入から大きく変化しました。財務活動によるキャッシュ・フローは183.48億円の支出となり、前年比108.5%増加しました。これは主にグループ全体の効率的な資金活用を進めた結果による長期借入金の返済によるものです。

次期の業績予想は、売上高1,658億円（前年同期比1.6%減）、営業利益71億円（同29.0%減）、経常利益69億円（同28.8%減）、親会社株主に帰属する当期純利益52億円（同20.0%減）と減収減益を見込んでいます。直近の生産動向や為替の影響、新製品の受注に伴う量産準備費用の増加等が要因とされています。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり36円（前期比4円増）となりました。次期の配当予想は年間38円（前期比2円増）を予定しています。配当性向は39.4%から52.0%に上昇する見込みです。