2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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アテクト社の第3四半期連結累計期間は、売上高24.25億円(前年同期比1.0%減)、営業利益5,800万円(同48.3%減)と減収減益となりました。半導体資材事業の低迷が続く一方、PIM事業が過去最高売上を記録。原材料価格高騰の影響が続き、通期予想も下方修正されています。
主な事業セグメント
アテクト社の主な事業セグメントは、半導体資材事業、衛生検査器材事業、PIM(パウダー・インジェクション・モールディング)事業です。半導体資材事業ではスペーサーテープ、衛生検査器材事業ではシャーレ、PIM事業では自動車部品や産業機器向け部品を製造販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高24.25億円(前年同期比1.0%減)、営業利益5,800万円(同48.3%減)、経常利益4,800万円(同61.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,600万円(同69.5%減)と減収減益となりました。半導体資材事業では在庫調整の影響が続き減収、衛生検査器材事業ではインバウンド需要回復による外食産業の伸長がみられ、PIM事業では設備投資市況回復により過去最高の売上高を記録しました。
貸借対照表の変化
総資産は48.33億円(前連結会計年度末比5.8%減)となりました。流動資産は16.06億円(同7.5%減)、固定資産は32.26億円(同4.9%減)となりました。負債合計は31.05億円(同7.7%減)、純資産は17.27億円(同2.0%減)となりました。自己資本比率は35.7%(前連結会計年度末34.4%)と1.3ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュフローはやや減少、投資活動によるキャッシュフローは設備投資4,300万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは長期借入金の返済2.8億円の支出があったと推測されます。現金及び預金は1.29億円減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高31億円(前期比2.4%減)、営業利益5,000万円(同22.5%減)、経常利益3,500万円(同55.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,000万円と減収減益を見込んでいます。前回予想から下方修正されており、半導体市場の回復遅れや原材料価格高騰の影響が続くと予想されています。
株主還元
配当金については、前期は期末配当10円でした。当期の配当予想は期末配当10円(年間配当10円)と前期と同額が予定されています。
注意事項
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