2025年3月期決算短信の要約
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ロンシール工業株式会社の2025年3月期決算は、売上高が214億3,300万円(前期比2.0%増)と増収となったものの、営業利益8億7,000万円(前期比18.8%減)、経常利益9億5,000万円(前期比19.9%減)と減益となりました。特に親会社株主に帰属する当期純利益は1,300万円(前期比98.4%減)と大幅減益となっています。次期は増益を見込んでいますが、コスト増加への対応が課題となっています。
主な事業セグメント
ロンシール工業株式会社の主な事業セグメントは、合成樹脂加工品事業と不動産賃貸事業です。合成樹脂加工品事業では、建築用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材などを製造・販売しています。不動産賃貸事業では、ショッピングセンター施設の賃貸を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が214億3,300万円(前期比2.0%増)となりました。一方、営業利益は8億7,000万円(前期比18.8%減)、経常利益は9億5,000万円(前期比19.9%減)と減益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は1,300万円(前期比98.4%減)と大幅減益となりました。これは主に人件費などのコスト増加や本社移転に伴う特別損失の計上が影響しています。
貸借対照表の変化
資産合計は259億300万円(前期比5億2,300万円減)となりました。流動資産は180億5,100万円(前期比1億8,700万円増)、固定資産は78億5,200万円(前期比7億1,000万円減)となっています。負債合計は68億8,800万円(前期比3億9,000万円減)、純資産合計は190億1,500万円となりました。自己資本比率は73.4%(前期比0.9ポイント増)と改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは11億2,600万円の収入(前期比3億6,100万円減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは4億7,400万円の支出(前期比500万円増)、財務活動によるキャッシュ・フローは3億4,700万円の支出(前期比4,500万円増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は75億5,500万円(前期比3億7,500万円増)となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高214億円(前期比0.2%減)、営業利益11億5,000万円(前期比32.2%増)、経常利益12億円(前期比26.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億円(前期比6,014.9%増)を見込んでいます。販売価格改定の効果が表れる一方で、生産設備の老朽化対策投資や合理化投資の増加などによるコスト増加も予想されています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は70円(前期と同額)、配当金総額は3億2,200万円となっています。2026年3月期の1株当たり配当金予想も70円と据え置かれています。
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