児玉化学工業(株)の決算情報

児玉化学工業株式会社の主な事業セグメントは、モビリティ事業、リビングスペース事業、アドバンスド＆エッセンシャル事業の3つです。モビリティ事業は自動車部品、リビングスペース事業は住宅設備や冷機部品、アドバンスド＆エッセンシャル事業はゲームソフト用パッケージなどを扱っています。

売上高は前年同期比7.8%増の158億4,200万円となりました。モビリティ事業が15.3%増と大きく伸長し、全体を牽引しました。一方、リビングスペース事業とアドバンスド＆エッセンシャル事業は減収となりました。営業利益は前年同期比1.8%減の1億6,200万円、経常利益は302.1%増の9,700万円となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は1億3,200万円と赤字が続いています。

総資産は前期末比3.5%減の140億9,400万円となりました。主な変動として、現金及び預金が1億8,100万円減少、原材料及び貯蔵品が2億6,700万円減少しました。負債は前期末比7.9%減の86億2,400万円となり、借入金が4億4,200万円減少しました。純資産は前期末比4.4%増の54億7,000万円となりました。自己資本比率は28.8%と1.1ポイント改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは14億3,800万円の収入となり、前期比1.7%増加しました。これは主に減価償却費と棚卸資産の減少によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは11億8,000万円の支出となり、前期比36.6%減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは8億9,100万円の支出となり、前期の6億1,000万円の収入から大きく変動しました。

次期の連結業績予想は、売上高750億円（前期比373.4%増）、営業利益12億円（同638.8%増）、経常利益6億5,000万円（同564.9%増）、親会社株主に帰属する当期純利益200億円を見込んでいます。この大幅な増収増益予想は、株式会社メプロホールディングスの子会社化に伴う連結化の影響が主な要因となっています。

当期の配当金は1株当たり0円となり、次期の配当予想も0円となっています。配当性向は算出されていません。