2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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アイカ工業の第3四半期連結累計期間は、売上高1,847.85億円（前年同期比5.7％増）、営業利益211.99億円（同8.7％増）と増収増益を達成しました。化成品、建装建材の両セグメントで売上・利益が伸長し、自己資本比率も60.4％に上昇。通期予想も増収増益を見込み、増配も予定されています。
主な事業セグメント
アイカ工業株式会社の主な事業セグメントは、化成品セグメントと建装建材セグメントです。化成品セグメントでは接着剤や建設樹脂、機能材料を扱い、建装建材セグメントではメラミン化粧板や不燃建材、住器建材などを取り扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,847.85億円（前年同期比5.7％増）、営業利益211.99億円（同8.7％増）、経常利益225.48億円（同9.6％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益143.38億円（同12.7％増）となりました。化成品セグメントの売上高は1,033.03億円（前年同期比6.8％増）、営業利益は74.1億円（同3.5％増）、建装建材セグメントの売上高は814.82億円（同4.3％増）、営業利益は168.7億円（同10.7％増）と、両セグメントとも増収増益となっています。
貸借対照表の変化
資産合計は2,750.44億円（前期末比0.1％増）、負債合計は946.92億円（同3.6％減）、純資産合計は1,803.51億円（同2.2％増）となりました。自己資本比率は60.4％（前期末58.9％）に上昇しています。主な変動として、現金及び預金が116.33億円減少した一方、売掛金が24.06億円、有形固定資産が24.51億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細は開示されていませんが、減価償却費は58.47億円（前年同期比16.7％増）となっています。投資活動については具体的な記載はありませんが、有形固定資産の増加が見られます。財務活動では、自己株式の取得により39.99億円の支出がありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の連結業績予想は、売上高2,500億円（前期比5.7％増）、営業利益272億円（同7.6％増）、経常利益283億円（同8.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益162億円（同7.0％増）と、増収増益を見込んでいます。この予想は前回公表時から変更はありません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は122円（前期実績112円）に修正され、増配が予定されています。第2四半期末配当56円に対し、期末配当は66円を予定しています。
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