2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社グローバルインフォメーションの2024年12月期は、主力事業の低迷により減収減益となりましたが、国際会議・展示会事業が大きく成長しました。2025年12月期は中期経営計画の初年度として10.0%の増収と9.6%の営業増益を目指し、高水準の株主還元も継続する方針です。
主な事業セグメント
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート出版業界に属し、主に市場調査レポート事業、年間情報サービス事業、委託調査事業、国際会議・展示会事業を展開しています。また、子会社の株式会社ギブテックでIoT向け無線通信製品の販売も行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高27.49億円(前年同期比5.8%減)、営業利益4.37億円(同16.8%減)、経常利益4.65億円(同17.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3.15億円(同17.7%減)となりました。主力の市場調査レポート事業が低調に推移し、全体的に減収減益となりました。一方で、国際会議・展示会事業は54.9%増と大きく伸長しています。
貸借対照表の変化
資産合計は31.64億円(前期末比8.3%増)、負債合計は6.95億円(同9.8%増)、純資産合計は24.69億円(同7.8%増)となりました。主な変動として、現金及び預金が2.69億円増加し、売掛金が6,200万円減少しています。自己資本比率は78.0%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは3.96億円の収入(前年同期比36.4%増)、投資活動によるキャッシュ・フローは8.11億円の支出(前年同期は400万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは1.52億円の支出(前年同期比7.1%増)となりました。現金及び現金同等物の期末残高は18.69億円と、前期末から5.3億円減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高30.25億円(前期比10.0%増)、営業利益4.79億円(同9.6%増)、経常利益4.8億円(同3.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3.3億円(同4.9%増)を見込んでいます。中期経営計画「GII Vision 2027」の初年度として増収増益を目指しています。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり60円(中間26円、期末34円)で、前期から8円増配しています。2025年12月期も年間60円(中間30円、期末30円)の配当を予定しており、配当性向は53.8%を見込んでいます。
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