2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社ヤプリは2024年12月期に売上高55.11億円（前年同期比13.3％増）、営業利益5.5億円（同108.0％増）と大幅な増収増益を達成しました。主力製品の成長に加え、新ソリューション「Yappli UNITE」の展開により、業績が大きく改善しています。2025年12月期も引き続き二桁成長を見込んでおり、「モバイルDX」戦略の推進による更なる成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社ヤプリは、ノーコードでスマートフォンアプリの開発・運用ができるプラットフォーム「Yappli」と顧客管理システム「Yappli CRM」を提供しています。また、2023年8月には社内利用向けアプリ「Yappli UNITE」をローンチし、人的資本経営をアプリから推進する新ソリューションを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の業績は、売上高55.11億円（前年同期比13.3％増）、営業利益5.5億円（同108.0％増）、経常利益5.48億円（同115.5％増）、当期純利益7.48億円（前年同期は7,400万円の純損失）と大幅に改善しました。売上高の成長に加え、営業利益率が前年度の5.4%から10.0%へ上昇し、収益性が大きく向上しています。
貸借対照表の変化
資産合計は40.67億円（前年度末比44.5%増）となり、主に関係会社株式が4.71億円、現金及び預金が4.52億円増加しました。負債合計は18.79億円（同29.4%増）で、主に長期借入金が5.68億円増加しました。純資産は21.88億円（同60.9%増）となり、当期純利益の計上により利益剰余金が46.03億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは3.66億円の獲得（前年度は1.61億円の使用）となり、大幅に改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは4.87億円の使用（前年度は5,300万円の獲得）で、主に関係会社株式の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは5.72億円の獲得（前年度は3,400万円の使用）となり、主に長期借入れによる収入が寄与しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の業績予想は、売上高62億円（前期比12.5％増）、営業利益7.5億円（同36.1％増）、経常利益7.3億円（同33.2％増）、当期純利益8.3億円（同10.9％増）を見込んでいます。複数のプロダクトを活用した「モバイルDX」戦略の推進や、CX・EX領域への注力により、さらなる成長を目指しています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、自己株式の取得を決議しています。2025年3月1日から5月31日までの期間で、最大275,000株（発行済株式総数の約2.1％）、取得価額の総額2億円を上限として自己株式を取得する予定です。
注意事項
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