2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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三和油化工業の2025年3月期第3四半期は、売上高が微増となる一方で利益が大幅に減少しました。リユース事業は好調でしたが、化学品事業の不振や外部環境の影響を受けています。通期予想も下方修正され、厳しい事業環境が続く見通しです。一方で、自己資本比率の改善や配当維持など、財務基盤の安定性は保たれています。
主な事業セグメント
三和油化工業株式会社の主な事業セグメントは、リユース、リサイクル、化学品、自動車、エンジニアリングの5つです。環境関連事業の単一セグメントとして、廃棄物の再資源化や半導体・電池向け製品供給などに注力しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期第3四半期の連結業績は、売上高119.88億円(前年同期比0.3%増)、営業利益6.25億円(同41.6%減)、経常利益6.94億円(同37.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益4.54億円(同39.6%減)となりました。リユース事業は30.0%増収となった一方、化学品事業は16.5%減収となり、全体として減益となりました。顧客の稼働回復遅れや在庫消費待ちなど、外部環境の影響を大きく受けています。
貸借対照表の変化
総資産は199.88億円(前期末比5.4%減)、負債は75.76億円(同16.2%減)、純資産は124.12億円(同2.8%増)となりました。現金及び預金が18.97億円減少した一方、機械装置が4.84億円増加しています。長期借入金や未払費用の減少により負債が減少し、利益剰余金の増加により純資産が増加しました。自己資本比率は61.1%(前期末57.0%)に改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は8.62億円(前年同期7.68億円)となっています。現金及び預金の大幅な減少(18.97億円減)が見られることから、設備投資などの支出が増加している可能性があります。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想を修正し、売上高158億円(前期比1.1%増)、営業利益5.5億円(同57.0%減)、経常利益6.1億円(同55.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4億円(同61.6%減)を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、減益幅が拡大する見通しとなっています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり40円(前期と同額)を予定しています。配当予想に変更はありません。
注意事項
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