2025年９月期 第１四半期決算短信の要約
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大阪油化工業株式会社の2025年9月期第1四半期は、売上高が前年同期比63.6％増の3.51億円と大幅に伸長し、営業利益・経常利益ともに黒字転換を果たしました。半導体・電子材料向けの需要回復や石油関連の蒸留案件が好調でしたが、公開買付関連費用の計上により四半期純損失となりました。通期業績予想は据え置かれ、引き続き業績回復が期待されます。
主な事業セグメント
大阪油化工業株式会社の主な事業セグメントは、受託蒸留事業とプラント事業です。受託蒸留事業では、半導体・電子材料向けの蒸留や石油関連の蒸留案件を扱っています。プラント事業では、蒸留装置の販売やメンテナンス、消耗品販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は3.51億円（前年同期比63.6％増）と大幅に増加しました。営業利益は9,100万円（前年同期は1,700万円の損失）、経常利益は9,300万円（前年同期は1,600万円の損失）と黒字転換を果たしました。しかし、公開買付関連費用1.06億円の特別損失計上により、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,500万円（前年同期は1,400万円の損失）となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比1.4％減の19.03億円となりました。主な変動として、現金及び預金が1.06億円増加した一方、原材料及び貯蔵品が6,500万円、受取手形、売掛金及び契約資産が5,400万円減少しました。負債は前連結会計年度末比12.0％増の2.39億円となり、主に未払金が1.12億円増加しました。純資産は前連結会計年度末比3.0％減の16.63億円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前連結会計年度末比1.06億円増加し8.68億円となっています。また、減価償却費は2,000万円（前年同期は2,100万円）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の通期連結業績予想は、売上高10.5億円（前期比6.4％増）、営業利益7,000万円（前期比273.5％増）、経常利益7,000万円（前期比261.0％増）、親会社株主に帰属する当期純損失3,000万円を見込んでいます。当第1四半期の業績は好調でしたが、前倒し需要の影響等を踏まえ、通期では計画通りの進捗を見込んでいます。
株主還元
2025年9月期の配当予想は、期末配当金を1株当たり35円とし、年間配当金も35円を予定しています。これは前期と同額の配当維持となります。
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