2025年３月期決算短信の要約
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南海化学株式会社の2025年3月期連結決算は、売上高が209億円(前期比4.6%増)と増収となりましたが、営業利益は13.06億円(前期比16.5%減)、経常利益は14.56億円(前期比18.2%減)と減益となりました。各種塩事業の売上高が大幅に増加した一方で、化学品事業の収益性が低下しています。次期は増収増益を見込んでおり、環境リサイクル事業の拡大に注力する方針です。
主な事業セグメント
南海化学株式会社の主な事業セグメントは、化学品事業と各種塩事業です。化学品事業では無機工業製品、機能化学品、農薬などを扱い、各種塩事業では高品質な天日塩の製造・加工・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、売上高が209億円(前期比4.6%増)となりました。一方、損益面では営業利益13.06億円(前期比16.5%減)、経常利益14.56億円(前期比18.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益10.15億円(前期比12.4%減)と減益となりました。化学品事業の売上高は163.46億円(前期比2.6%減)、各種塩事業は45.53億円(前期比42.0%増)となっています。
貸借対照表の変化
資産合計は224.71億円(前期比10.9%増)となりました。主な変動として、建設仮勘定が16.72億円増加しています。負債合計は139.67億円(前期比9.5%増)で、前受金が28.24億円増加しました。純資産合計は85.03億円(前期比13.4%増)となり、利益剰余金が8.94億円増加しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.81億円の収入(前期は26.54億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは4.9億円の支出(前期は19.44億円の支出)で、主に有形固定資産の取得による支出20.35億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは2.43億円の収入(前期は3.27億円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高229億円(前期比9.6%増)、営業利益18億円(前期比37.8%増)、経常利益17.5億円(前期比20.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益22億円(前期比116.6%増)を見込んでいます。収益基盤の強化や環境リサイクル事業の拡大、サステナブル経営の推進などの施策を実行する予定です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり55円(前期比5円増)、配当金総額は1.2億円(前期比14.3%増)となる予定です。2026年3月期の年間配当予想は1株当たり60円(前期比5円増)となっています。
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