テイカ(株)の決算情報

テイカ株式会社の主な事業セグメントは、機能性材料事業と電子材料・化成品事業です。機能性材料事業では化粧品向け微粒子酸化チタン等を、電子材料・化成品事業では車載用コンデンサ向け導電性高分子薬剤等を扱っています。

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が412億3,800万円(前年同期比1.9%増)、営業利益が29億300万円(同89.2%増)、経常利益が33億4,700万円(同83.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が21億1,300万円(同83.0%増)となりました。化粧品向け微粒子酸化チタンや車載用コンデンサ向け導電性高分子薬剤の販売が好調で、増収増益となっています。特に利益面では大幅な伸びを示しており、収益性が大きく改善しています。

資産総額は860億6,800万円(前期末比33億5,900万円増)となりました。主な増加要因は、現金及び預金の5億4,400万円増、受取手形及び売掛金の8億6,400万円増、建設仮勘定の23億9,900万円増です。負債合計は272億6,000万円(同23億1,600万円増)で、短期借入金が1億2,000万円、長期借入金が18億8,900万円増加しています。純資産合計は588億800万円(同10億4,300万円増)となり、利益剰余金が12億3,800万円増加しました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が5億4,400万円増加しています。また、減価償却費は20億2,300万円(前年同期21億3,600万円)、のれんの償却額は2億2,700万円(同2億3,700万円)となっています。借入金の増加や利益の積み上げにより、キャッシュポジションは改善していると推測されます。

2025年3月期の連結業績予想は、売上高575億円(前期比8.5%増)、営業利益32億円(同37.6%増)、経常利益35億円(同24.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益23億円(同23.2%増)を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、通期でも増収増益を予想しており、特に利益面での成長が期待されています。

2025年3月期の年間配当金は38円(中間配当18円、期末配当20円)を予定しています。前期と同額の配当を維持する方針です。