ＭＩＴホールディングス(株)の決算情報

MITホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、システムインテグレーションサービスとDXソリューションサービスです。システムインテグレーションサービスは公共、通信、金融、エネルギー、運輸物流等の分野を中心に展開し、DXソリューションサービスはデジタルマーケティング、図面DXソリューション、クラウドシステムソリューションを提供しています。

当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が13.4億円(前年同期比8.0%増)と過去最高を更新しました。営業利益は8,700万円(同63.0%増)、経常利益は8,600万円(同62.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,700万円(同80.0%増)と大幅に増加しています。これは主に、システムインテグレーションサービス、DXソリューションサービスともに受注が順調に拡大したことによるものです。特に、システムインテグレーションサービスでは大型案件受注による運輸物流分野での売上拡大が寄与しました。

総資産は24.52億円(前期末比0.4%増)となりました。主な変動は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加1.01億円、現金及び預金の減少4,900万円です。負債は17.68億円(同0.5%減)となり、主な変動は短期借入金の増加1.9億円、未払費用の減少1.45億円です。純資産は6.83億円(同2.9%増)となりました。自己資本比率は27.9%(前期末27.2%)と0.7ポイント改善しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は9.38億円(前期末比5.0%減)となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加などにより減少したと推測されます。投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得などにより減少したと考えられます。財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加1.9億円があった一方で、配当金の支払い3,700万円などにより増加したと推測されます。

2025年11月期の連結業績予想は、売上高57億円(前期比8.8%増)、営業利益2.85億円(同44.4%増)、経常利益2.74億円(同46.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1.7億円(同36.4%増)を見込んでいます。第1四半期の実績は、売上高で通期予想の23.5%、営業利益で30.8%の進捗となっており、順調に推移しています。

2025年11月期の年間配当金は1株当たり30円(普通配当26円、記念配当4円)を予定しています。これは前期の19円から11円の増配となります。配当性向は35.1%となる見込みです。