2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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住友精化の2025年3月期第3四半期決算は、主力の吸水性樹脂事業が好調で増収増益となりました。売上高1,126億円（前年同期比5.1％増）、営業利益86億円（同37.3％増）と大幅な増益を達成。円安の追い風もあり、通期予想も上方修正されています。一方で、自己資本比率の低下には注意が必要です。
主な事業セグメント
住友精化株式会社の主な事業セグメントは、吸水性樹脂セグメントと機能マテリアルセグメントです。吸水性樹脂セグメントが主力事業であり、機能マテリアルセグメントがそれに次ぐ規模となっています。その他に製造受託事業等も行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が1,126億6,200万円（前年同期比5.1％増）、営業利益が86億8,900万円（同37.3％増）、経常利益が96億300万円（同49.2％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益が69億300万円（同71.5％増）となりました。 吸水性樹脂セグメントは売上高880億5,100万円（同11.0％増）、営業利益64億3,500万円（同62.5％増）と大幅な増収増益となりました。一方、機能マテリアルセグメントは売上高243億7,700万円（同11.8％減）、営業利益21億9,900万円（同4.9％減）と減収減益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比126億9,200万円増の1,489億9,700万円となりました。流動資産は36億6,200万円増加し906億5,400万円、固定資産は90億3,000万円増加し583億4,300万円となりました。負債は90億9,300万円増加し503億4,600万円、純資産は35億9,900万円増加し986億5,100万円となりました。自己資本比率は3.5ポイント減少し66.2％となっています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前連結会計年度末から34億4,800万円増加し251億1,000万円となっています。また、設備投資のための新規借入により長期借入金が50億円増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高1,490億円（前期比4.2％増）、営業利益110億円（同15.4％増）、経常利益120億円（同17.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益85億円（同37.8％増）に上方修正されました。為替レートが前回予想より円安で推移していることが主な要因とされています。
株主還元
配当金に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の年間配当予想は1株当たり200円（前期と同額）となっています。
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