2024年12月期 決算短信の要約
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電子書籍市場の拡大を背景に、デジタルコンテンツ事業が好調に推移し増益となりました。一方で「まんが王国」の売上減少により全体の売上高は減少しています。今後は「まんが王国」の再成長に向けたサービス拡充や、コンテンツセグメントでのデジタル売上のさらなる成長に注力する方針です。
主な事業セグメント
プラットフォームセグメントでは、コミック配信サービス「まんが王国」を中心としたユーザー課金ビジネスを展開。コンテンツセグメントでは、子会社ぶんか社グループによる電子書籍・出版事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は184.46億円(前年同期比3.3%減)となりました。一方で、営業利益は17.86億円(同19.4%増)、経常利益は17.26億円(同19.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は13.03億円(同89.1%増)と大幅増益となりました。ROEは18.1%(前年同期10.4%)と7.7ポイント上昇しています。
貸借対照表の変化
総資産は172.94億円(前期末比5.9%減)、純資産は74.86億円(同7.7%増)となりました。自己資本比率は43.3%(前期末37.8%)と5.5ポイント改善しています。主な変動として、売掛金が7.35億円減少、無形固定資産が8.04億円減少、長期借入金が10.2億円減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは23.41億円の収入(前年同期比25.9%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.45億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは18.03億円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は51.18億円となり、前期末比2.93億円増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期業績予想は、売上高195.93億円(前年同期比6.2%増)、営業利益17.64億円(同1.3%減)、経常利益17.09億円(同1.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益8.85億円(同32.1%減)を見込んでいます。減益予想の主な要因は、本社移転に伴う一時的な費用を見込んでいるためです。
株主還元
2024年12月期の1株当たり配当金は23円(前期15円)、配当総額は1.28億円(前期9,000万円)となりました。2025年12月期の配当予想は1株当たり48円と大幅増配を予定しています。
注意事項
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