2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社うるるの2025年3月期連結業績は、売上高67.01億円（前期比12.9%増）と成長を続けましたが、人的資本投資を中心とした成長投資により各利益は減少しました。全社ARRは52億円を超え、SaaS事業の成長が継続しています。2026年3月期は売上高77.1億円（前期比15.1%増）を目指し、引き続き積極的な成長投資を実施する計画です。
主な事業セグメント
株式会社うるるは、労働力不足解決のリーディングカンパニーを目指し、SaaS事業を中心に展開しています。主な事業セグメントは、CGS事業（NJSS、fondesk、フォト）、BPO事業、クラウドソーシング事業です。NJSSは官公庁等の入札情報提供、fondeskは電話受付代行、フォトは幼稚園・保育園向け写真販売管理システムを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が67.01億円（前期比12.9%増）と成長を続けましたが、EBITDAは10.02億円（前期比33.9%減）、営業利益は7.62億円（前期比42.4%減）、経常利益は7.61億円（前期比40.9%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は4.58億円（前期比36.4%減）と減益となりました。これは主に人的資本投資を中心とした成長投資によるものです。全社ARRは52億円を超え、SaaS事業の成長が継続しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比3.1%増の62.4億円となりました。主な変動は、現金及び預金の減少1.84億円、ソフトウェアの増加3.24億円です。負債は前期末比0.8%減の32.12億円、純資産は前期末比7.7%増の30.28億円となりました。自己資本比率は48.5%と、前期末の46.5%から改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6.51億円の収入（前期比55.8%減）となりました。これは主に税金等調整前当期純利益6.96億円、減価償却費1.94億円、のれん償却額4,500万円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは5.53億円の支出（前期比25.3%増）、財務活動によるキャッシュ・フローは2.83億円の支出（前期は1.6億円の収入）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高77.1億円（前期比15.1%増）を目指し、EBITDAは1,050～12億円、営業利益は770～9.2億円、経常利益は770～9.2億円、親会社株主に帰属する当期純利益は500～6億円のレンジでの着地を計画しています。中長期的な売上高・EBITDAのCAGR20%成長に向け、引き続き積極的な成長投資を実施する予定です。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は10円（前期比25円減）、配当総額は6,900万円（前期比71.5%減）となりました。2026年3月期の1株当たり配当金予想は11円で、配当性向は15.2%を見込んでいます。
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