2025年3月期決算短信の要約
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株式会社チェンジホールディングスの2025年3月期連結決算は、売上収益463.87億円（前期比25.3％増）、営業利益135.15億円（前期比83.1％増）と大幅な増収増益となりました。NEW-ITトランスフォーメーション事業での子会社化による事業拡大や、パブリテック事業でのふるさと納税・自治体向けSaaSビジネスの成長が業績を牽引しています。次期も引き続き両事業の拡大を見込み、更なる成長を目指します。
主な事業セグメント
株式会社チェンジホールディングスの主な事業セグメントは、NEW-ITトランスフォーメーション事業とパブリテック事業です。NEW-ITトランスフォーメーション事業では、新技術やデジタル人材育成を通じて企業の生産性向上を支援し、サイバーセキュリティサービスやM&A仲介も行っています。パブリテック事業では、ふるさと納税プラットフォームや自治体向けソリューションを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、売上収益が463.87億円（前期比25.3％増）、営業利益が135.15億円（前期比83.1％増）、税引前利益が127.45億円（前期比75.8％増）、親会社の所有者に帰属する当期利益が75.32億円（前期比76.7％増）となりました。NEW-ITトランスフォーメーション事業では、イー・ガーディアン株式会社等の連結子会社化により売上収益が大幅に増加し、パブリテック事業では、ふるさと納税の寄付取扱高が前年度を上回り、自治体向けSaaSビジネスも契約数が増加しました。
貸借対照表の変化
資産合計は1,047.9億円（前期比11.7％増）となり、主にのれんが110.46億円増加しました。負債合計は551.16億円（前期比25.5％増）となり、主に社債及び借入金が75.96億円増加しました。資本合計は496.73億円（前期比0.5％減）となり、親会社の所有者に帰属する当期利益75.32億円の計上、配当金13.53億円の支払い、自己株式44.76億円の増加が主な要因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは78.36億円の増加（前期比35.1％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは140.81億円の減少（前期比2.4％増）となり、主に連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出130.81億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは13.24億円の増加（前期比92.6％減）となり、主に長期借入れによる収入121.01億円、自己株式の取得による支出44.85億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上収益550億円（前年度比18.6％増）、営業利益140億円（前年度比3.6％増）、税引前利益132.23億円（前年度比3.8％増）、親会社の所有者に帰属する当期利益79.04億円（前年度比4.9％増）を見込んでいます。NEW-ITトランスフォーメーション事業では、BPOサービスの拡大やM&A仲介事業の強化、サイバーセキュリティ領域の拡充を図ります。パブリテック事業では、ふるさと納税の収益基盤維持と物流関連事業の強化、自治体向けSaaSビジネスの拡大を目指します。
株主還元
当期の期末配当は1株あたり20.9円となりました。次期（2026年3月期）の配当予想は、1株あたり23円を予定しています。新たな配当方針として、DOE3.6％かつ配当性向下限値15%を設定し、投資と還元のバランスを踏まえた配当を実現する方針です。
注意事項
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