2025年12月期 第3四半期決算短信の要約
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ザ・パック株式会社の2025年12月期第3四半期決算は、売上高716億300万円(前年同期比2.2%増)と増収を達成しましたが、積極的な投資により営業利益42億7,800万円(同13.5%減)、経常利益45億2,100万円(同11.8%減)、純利益34億4,600万円(同13.5%減)と減益となりました。通期予想は売上高1,030億円(前期比1.5%増)、営業利益73億円(同8.9%減)を見込んでおり、増収減益傾向が続く見通しです。
主な事業セグメント
ザ・パック株式会社の主な事業セグメントは、紙加工品事業、化成品事業、その他事業です。紙加工品事業では紙袋、紙器、段ボール、印刷を扱い、化成品事業ではプラスチック製品を製造しています。その他事業では用度品や雑貨を取り扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が716億300万円(前年同期比2.2%増)と増収となりました。しかし、営業利益は42億7,800万円(同13.5%減)、経常利益は45億2,100万円(同11.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億4,600万円(同13.5%減)と減益となりました。これは積極的な設備投資や人的投資を進めたことが要因です。セグメント別では、紙加工品事業の売上高が523億9,200万円(同4.3%増)、化成品事業が95億3,400万円(同0.9%増)と増収となりましたが、その他事業は96億7,700万円(同6.4%減)と減収でした。
貸借対照表の変化
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比5.1%減の980億5,900万円となりました。主な変動は、現金及び預金の46億7,100万円増加、受取手形及び売掛金の76億7,800万円減少、有価証券の39億9,900万円減少です。負債は21.4%減の226億1,900万円となり、主に支払手形及び買掛金、電子記録債務、未払法人税等の減少によるものです。純資産は1.3%増の754億3,900万円となり、主に利益剰余金の増加によるものです。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フローの詳細な情報は記載されていませんが、減価償却費が前年同期の16億6,900万円から21億5,100万円に増加しています。これは設備投資の増加を示唆しています。また、のれんの償却額が新たに900万円計上されており、M&Aなどの投資活動があったことが推測されます。営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の減少などにより改善した可能性があります。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高1,030億円(前期比1.5%増)、営業利益73億円(同8.9%減)、経常利益76億円(同8.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益61億円(同3.4%減)を見込んでいます。通期では増収減益の予想となっており、第3四半期までの傾向が続くと予測されています。なお、この予想は2025年8月12日に公表された内容から変更はありません。
株主還元
配当金については、2025年12月期の期末配当予想を1株当たり22円としています。ただし、2025年7月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っており、株式分割を考慮しない場合の期末配当金は66円となります。前期の年間配当金は118円でしたが、株式分割の影響を考慮すると実質的な配当金額に大きな変更はないと考えられます。
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