2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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王子ホールディングスの第3四半期は増収増益となりました。売上高は1.38兆円(前年同期比+7.1%)、営業利益は571億円(+1.3%)、親会社株主純利益は503億円(+18.8%)を達成。Walki社の連結子会社化やPan Pac社の復旧が寄与し、海外売上高比率は39.5%に上昇しています。通期予想は据え置かれ、株主還元強化も進められています。
主な事業セグメント
王子ホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、生活産業資材、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディアの4つです。その他に商事、環境配慮型パッケージング事業、物流、エンジニアリング、不動産事業、液体紙容器事業などがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比7.1%増の1.38兆円となりました。営業利益は1.3%増の571億円、経常利益は3.6%減の631億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は18.8%増の503億円となりました。Walki社の連結子会社化やPan Pac社の復旧が進んだことが増収に寄与しました。海外でのパルプ市況の良化や販売数量の増加が営業増益に貢献しましたが、物流費や人件費の上昇がありました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比6.6%増の2.6兆円となりました。負債は9.8%増の1.49兆円、純資産は1.2%増の1.11兆円となりました。純有利子負債残高は25.8%増の8,478億円となり、ネットD/Eレシオは0.8倍となりました。主な増加要因は連結子会社の増加や海外での森林取得などです。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期比4.3%増の623.49億円、のれんの償却額は156.5%増の43.25億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想に変更はありません。売上高は前期比10.7%増の1.88兆円、営業利益は3.6%減の700億円、経常利益は15.1%減の730億円、親会社株主に帰属する当期純利益は12.2%増の570億円を見込んでいます。
株主還元
1株当たり年間配当額の下限を24円として配当性向30%を目安とした安定的な配当を継続する方針です。2026年度末までに1,000億円の自己株式取得を予定しており、2025年12月までに500億円の取得を計画しています。2024年12月には133億円の自己株式を取得しました。
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