2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社ラックの当第３四半期連結累計期間の業績は、売上高410.02億円（前年同期比16.2％増）、営業利益8.7億円（同25.3％増）と大幅に成長しました。特にセキュリティ関連サービスの需要が高まり、セキュリティ診断サービスが36.5％増、製品販売が27.1％増と顕著な伸びを示しています。一方で、ＫＤＤＩ株式会社による公開買付けにより、2025年2月25日に上場廃止となる予定です。
主な事業セグメント
株式会社ラックは、セキュリティソリューションサービス事業（ＳＳＳ事業）とシステムインテグレーションサービス事業（ＳＩＳ事業）を主な事業セグメントとしています。ＳＳＳ事業ではセキュリティ関連のサービスを、ＳＩＳ事業ではシステム開発や保守サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は410.02億円（前年同期比16.2％増）となりました。ＳＳＳ事業では製品販売や診断サービスが拡大し、ＳＩＳ事業では開発サービスやＨＷ／ＳＷ販売が伸長しました。利益面では、一時費用の計上があったものの、営業利益は8.7億円（同25.3％増）、経常利益は9.67億円（同56.4％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は6.95億円（同86.4％増）と大幅に増加しました。特にセキュリティ診断サービスが36.5％増、セキュリティ製品販売が27.1％増と高い成長率を示しています。
貸借対照表の変化
当第３四半期連結会計期間末の総資産は243.35億円（前連結会計年度末比5.65億円増）となりました。主な変動は、現金及び預金の減少9.32億円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少17.76億円、商品の増加14.35億円、仕掛品の増加6.45億円、有形固定資産の増加6.1億円です。負債は91.41億円（同7.75億円増）、純資産は151.94億円（同2.1億円減）となり、自己資本比率は62.4％となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュフローは売上債権の減少により改善した可能性があります。一方で、投資活動によるキャッシュフローは有形固定資産の取得により減少した可能性があります。財務活動によるキャッシュフローについては、明確な情報がありません。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想については、社会・経済情勢に不透明感はあるものの、当第３四半期連結累計期間の業績が概ね順調に推移していることから、2024年5月13日に公表した予想値から変更はありません。具体的な数値は記載されていませんが、第４四半期連結会計期間に業績が偏重する季節性があることが言及されています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、ＫＤＤＩ株式会社による公開買付けの結果、当社株式は2025年2月25日をもって上場廃止となる予定です。これにより、今後の配当方針に大きな変更が生じる可能性があります。
注意事項
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