2025年３月期 決算短信の要約
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アドソル日進株式会社の2025年3月期決算は、売上高154.63億円（前年同期比9.8％増）、営業利益17.1億円（同19.0％増）と過去最高を更新しました。社会インフラ事業とDX案件が業績をけん引し、売上総利益率27.8％、営業利益率11.1％と収益性も向上しています。2026年3月期も増収増益を見込み、積極的な株主還元策と併せて、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。
主な事業セグメント
アドソル日進株式会社は、社会インフラ事業と先進インダストリー事業の2つの主要セグメントで事業を展開しています。社会インフラ事業では、エネルギー、交通、次世代通信、公共・防災などのICTシステムを提供し、先進インダストリー事業では、モビリティ、医療・ヘルスケア、産業機器向けにDX・IoTソリューションを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高が154.63億円（前年同期比9.8％増）、営業利益が17.1億円（同19.0％増）と過去最高を更新しました。社会インフラ事業におけるエネルギー分野や公共分野、先進インダストリー事業におけるサービス分野向けのDX案件が業績をけん引しました。売上総利益率は27.8％（前年同期比＋0.7ポイント）に改善し、営業利益率も11.1％（同＋0.9ポイント）に向上しています。
貸借対照表の変化
資産合計は98.85億円（前年同期比3.1％減）となりました。主な変動として、現金及び預金が8.72億円減少した一方、売掛金及び契約資産が2.76億円増加、投資有価証券が3.44億円増加しました。負債合計は28.1億円（同3.4％減）、純資産は70.74億円（同3.0％減）となり、自己資本比率は69.8％（同0.3ポイント減）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは10.27億円の収入（前年同期は8.04億円の収入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.02億円の支出（同7,100万円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは16.97億円の支出（同3.64億円の支出）となりました。主な要因として、自己株式の取得による支出12.4億円が挙げられます。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は28.87億円（前年同期は37.59億円）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高164億円（前年同期比6.1％増）、営業利益19億円（同11.1％増）、営業利益率11.6％を見込んでいます。3期連続での最高売上・最高利益・最高利益率の更新を目指しています。成長事業「次世代エネルギー」「スマートインフラ／ライフ」、ベースロード「エンタープライズDX／モダナイゼーション」を軸とした事業戦略を推進する方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり60円（前期比＋17円、配当性向45.6％）を予定しています。2026年3月期は、新たな配当方針（「累進かつ連続増配」「配当性向50％以上」「DOE6％以上」）に基づき、16期連続増配となる1株当たり年間配当金37円（前期比＋7円、配当性向51.3％）を予定しています。なお、2025年4月1日付で1株を2株とする株式分割を実施しています。
注意事項
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