2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社朝日ネットの2025年3月期決算は、ISP事業を中心に増収増益となりました。売上高130.78億円（前年同期比7.1%増）、営業利益23.45億円（同19.3%増）と好調な業績を達成。FTTH接続サービスの契約数増加やVNEサービスのトラフィック増加が成長を牽引し、高い自己資本比率88.5%も維持しています。
主な事業セグメント
株式会社朝日ネットは、主にインターネット接続サービス（ISP「ASAHIネット」、VNE「v6 コネクト」）と教育支援サービス「manaba」を提供しています。ISP事業が主力で、安定した通信環境とサービス提供に注力しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高130.78億円（前年同期比7.1%増）、営業利益23.45億円（同19.3%増）、経常利益23.64億円（同19.1%増）、当期純利益17.52億円（同35.9%増）と増収増益となりました。ISP「ASAHIネット」のFTTH接続サービス契約数が6.0%増加し、VNE「v6 コネクト」も1回線あたりのトラフィック増加により売上が伸びています。一方、教育支援サービス「manaba」は契約ID数が2.8%減少し、減収となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は147.87億円（前年同期末比3.6%増）、負債合計は16.96億円（同4.3%減）、純資産合計は130.91億円（同4.7%増）となりました。自己資本比率は88.5%と高水準を維持しています。主な変動として、現金及び預金が18.6%増加し、ソフトウェアが128.8%増加しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは24.62億円の収入（前年同期比0.2%減）、投資活動によるキャッシュ・フローは5.63億円の支出（同68.2%減）、財務活動によるキャッシュ・フローは12.47億円の支出（同49.2%増）となりました。投資活動の支出減少は、有価証券の償還による収入10億円が主な要因です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高135億円（前年同期比3.2%増）、営業利益23.5億円（同0.2%増）、経常利益23.7億円（同0.2%増）、当期純利益16.59億円（同5.4%減）を見込んでいます。ISP、VNE、manabaの各事業で増収を計画していますが、費用面では回線仕入の増加や基幹システム更改による減価償却費の増加を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり24円50銭（中間配当12円、期末配当12円50銭）となりました。2026年3月期の配当予想は年間25円00銭（中間配当12円50銭、期末配当12円50銭）で、配当性向は40.5%を予定しています。
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