(株)ブロードバンドタワーの決算情報

株式会社ブロードバンドタワーは、コンピュータプラットフォーム事業とメディアソリューション事業を展開しています。コンピュータプラットフォーム事業では、データセンター、クラウド・ソリューション、データ・ソリューションを提供し、メディアソリューション事業では、コンテンツプラットフォームとインフォメーションプラットフォームを展開しています。

当第1四半期の連結業績は、売上高が31.02億円（前年同期比0.4％増）、営業利益が1.59億円（同108.0％増）となりました。メディアソリューション事業の増益が全体の業績を押し上げています。一方、経常利益は1.38億円（同17.4％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,500万円（同19.9％減）となりました。経常利益と純利益の減少は、投資事業組合運用益等の営業外収益の減少が主な要因です。

総資産は前連結会計年度末比4.6％減の188.86億円となりました。主に現金及び預金、売掛金、有形固定資産、投資有価証券の減少によるものです。負債は同10.9％減の69.42億円となり、買掛金、未払法人税等、長期借入金等が減少しました。純資産は同0.5％減の119.43億円となりました。自己資本比率は前連結会計年度末の43.7％から45.7％に上昇しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1.99億円（前年同期比28.1％減）、のれんの償却額は1,000万円（同0.0％）、顧客関連資産の償却額は2,200万円（同0.0％）となっています。現金及び預金の減少が見られることから、営業活動によるキャッシュ・フローは減少している可能性があります。

2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高130億円（前期比3.2％減）、営業利益2.8億円（同58.1％減）、経常利益2.8億円（同68.5％減）、親会社株主に帰属する当期純利益2,500万円（同93.8％減）を見込んでいます。第2四半期累計期間の業績予想も減収減益となっており、厳しい事業環境が予想されています。

2025年12月期の配当予想は、中間配当1円、期末配当1円の年間2円となっています。前期と同額の配当が予定されています。