2025年３月期決算短信の要約
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システムリサーチの2025年3月期連結業績は、主要顧客のIT投資需要増加を背景に、売上高259.31億円（前年同期比11.1％増）、営業利益29.97億円（同10.8％増）と増収増益を達成しました。高い技術者稼働率と不採算プロジェクト抑制が利益拡大に寄与し、自己資本比率も67.3％に上昇しています。
主な事業セグメント
システムリサーチは、ソフトウエア関連事業を主な事業セグメントとしています。SIサービス業務、ソフトウエア開発業務、ソフトウエアプロダクト業務、商品販売、その他のWEBサイト運営やクラウドサービス（SaaS）等を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結業績は、売上高259.31億円（前年同期比11.1％増）、営業利益29.97億円（同10.8％増）、経常利益30.66億円（同10.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益21.94億円（同11.4％増）となりました。主要顧客のIT投資需要が堅調で、SIサービス業務の売上高が14.1％増加し、ソフトウエア開発業務も8.4％増加しました。技術者の高い稼働率維持とPRM活動による不採算プロジェクト抑制が利益増加に寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比13.8億円増の175.26億円となりました。主な要因は売掛金と建設仮勘定の増加です。負債は前期末比7,500万円増の56.97億円、純資産は前期末比13.04億円増の118.29億円となりました。自己資本比率は67.3％と前期末から2.3ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは20.56億円の収入（前年同期比4.01億円減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは11.39億円の支出（同2.12億円増）で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは10.35億円の支出（同4.88億円増）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高293.14億円（前年同期比13.0％増）、営業利益34.45億円（同14.9％増）、経常利益35.04億円（同14.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益25.35億円（同15.5％増）を見込んでいます。DX技術を活用した業務効率化・生産性向上の需要が継続すると予測されていますが、米国の通商政策の影響にも注視が必要とされています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり60円となりました。次期の年間配当予想も1株当たり60円を予定しています。配当性向40％を目標として利益配当額を決定する方針を維持しています。
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