2025年3月期 決算短信の要約
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リスクモンスター株式会社の2025年3月期決算は、売上高が微増となる一方で、利益面では減益となりました。与信管理サービス事業が堅調に推移したものの、システム投資や固定資産除却損、訴訟関連損失の計上が業績に影響しました。次期は増収増益を見込んでおり、既存サービスの拡充や他社とのアライアンス強化により、成長を目指す方針です。
主な事業セグメント
リスクモンスター株式会社の主な事業セグメントは、与信管理サービス事業、ビジネスポータルサイト事業（グループウェアサービス等）、教育関連事業、BPOサービス事業です。与信管理サービスが主力で、インターネットを活用した与信管理ASP・クラウドサービス及びコンサルティングサービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高が37.28億円(前期比1.7%増)と微増となりました。一方、営業利益は2.63億円(同12.3%減)、経常利益は2.89億円(同0.2%減)と減益となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は4,900万円(前期は1.6億円の純利益)となりました。減益の主な要因は、独自データベース及びサービスシステム増強のための投資継続、固定資産除却損2.35億円の計上、訴訟関連損失1.24億円の計上などです。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が前期末比5.2%増の71.39億円となりました。主な増加要因は、供託金(差入保証金)の計上やその他流動資産の増加です。負債は前期末比51.5%増の11.57億円となり、主に短期借入金の増加によるものです。純資産は前期末比0.7%減の59.82億円となりました。自己資本比率は82.4%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2.26億円の収入(前期比72.2%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは10.2億円の支出(同43.0%増)で、主に無形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは1.99億円の収入(前期は2.78億円の支出)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比34.7%減の11.25億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績見通しは、売上高39億円(前期比4.6%増)、営業利益3.8億円(同43.9%増)、経常利益3.8億円(同31.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2.1億円を予想しています。与信管理サービス事業では、既存会員のサービス利用浸透を進め、全体の売上高増加を目指します。また、他社とのサービス連携やアライアンスを加速させる方針です。
株主還元
当期の配当は前期と同額の1株当たり15円を予定しています。次期も同額の15円配当を予定しており、配当性向30%を目標に継続的かつ安定的な配当の実施を目指しています。
注意事項
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