2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社サイトリ細胞研究所の第3四半期決算は、ホテル売却の影響で売上高が前年同期比91.8％減の1.15億円に大幅減少し、営業損失も6.02億円と拡大しました。メディカル事業への転換を進めていますが、業績回復には時間がかかる見通しです。通期予想も下方修正され、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる状況となっています。
主な事業セグメント
株式会社サイトリ細胞研究所の主な事業セグメントは、メディカル事業とリアルアセット事業です。メディカル事業では医療機器の販売を中心に展開し、リアルアセット事業ではホテル業や不動産業を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は1.15億円（前年同期比91.8％減）、営業損失6.02億円（前年同期は4.94億円の損失）となりました。前期にホテルを売却したことにより売上高が大幅に減少し、損失が拡大しています。メディカル事業の売上高は8,900万円（同12.3％減）、リアルアセット事業は2,600万円（同98.0％減）と両事業とも減収となりました。
貸借対照表の変化
総資産は48.86億円（前期末比16.0％減）となりました。主な要因は現金及び預金の減少です。負債は28.67億円（同5.1％減）、純資産は20.19億円（同27.8％減）となり、自己資本比率は37.0％（前期末44.3％）に低下しました。四半期純損失の計上により純資産が大きく減少しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細は記載されていませんが、継続的に営業損失及びマイナスの営業キャッシュ・フローが発生していると記載されています。投資活動では有形固定資産の売却があり、財務活動では3億円の短期借入金が増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高1.25億円（前期比91.9％減）、営業損失8.61億円、経常損失9.17億円、親会社株主に帰属する当期純損失10.33億円と大幅な減収減益を見込んでいます。前回公表の予想から下方修正されており、厳しい業績見通しとなっています。
株主還元
配当予想は期末0円、年間0円となっており、無配を予定しています。前回公表の予想から修正されています。
注意事項
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