2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社ディー・エル・イーの2025年3月期決算は、売上高が16.0％増加し19.78億円となりましたが、営業損失4.89億円、経常損失3.94億円、親会社株主に帰属する当期純損失7.28億円を計上しました。キャッシュ・フローは悪化し、現金及び現金同等物の期末残高は41.6％減少しています。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認識されており、事業の安定化と収益構造の改善が急務となっています。
主な事業セグメント
ファスト・エンタテインメント事業の単一セグメントです。アニメーションやキャラクターコンテンツの制作、IPの活用、セールスプロモーション等を行っています。SNSで話題化しやすい短尺コンテンツやユニークな企画コンテンツを展開し、IPの価値最大化を図っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は19.78億円（前年比16.0％増）となりました。一方で、営業損失4.89億円（前年は6.58億円の損失）、経常損失3.94億円（前年は6.59億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純損失7.28億円（前年は5.62億円の損失）を計上しています。売上高は増加したものの、依然として損失を計上する状況が続いています。
貸借対照表の変化
総資産は前年比27.3％減少し26.3億円となりました。主な要因は現金及び預金の4.19億円減少、投資有価証券の6.7億円減少です。負債は3.4％増加し7.7億円、純資産は35.2％減少し18.6億円となりました。自己資本比率は68.7％（前年77.3％）に低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは4.63億円の支出（前年4.39億円の支出）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1,600万円の収入（前年2,600万円の収入）、財務活動によるキャッシュ・フローは2,400万円の収入（前年1,100万円の支出）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前年比41.6％減少し5.87億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高24.89億円（前年比25.8％増）、営業損失2.49億円、経常損失2.49億円、親会社株主に帰属する当期純利益3.5億円を見込んでいます。売上高の増加と損失の縮小を予想していますが、依然として営業損失・経常損失を見込んでいます。
株主還元
当期および次期の配当予想は無配となっています。
注意事項
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