2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社じげんの2025年3月期第3四半期決算は、売上収益185.37億円(前年同期比9.6%増)、営業利益41.18億円(同6.7%増)と増収増益を達成しました。主力事業が堅調に推移し、通期業績予想も上方修正されています。一方で、自己株式取得により資本が減少しており、財務状況の変化に注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社じげんの主な事業セグメントは、ライフサービスプラットフォーム事業です。これは「Vertical HR」「Living Tech」「Life Service」の3つの領域から構成されており、人材、不動産、ライフサポート関連のサービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上収益は185.37億円(前年同期比9.6%増)、営業利益は41.18億円(同6.7%増)となりました。EBITDAは51.43億円(同7.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は28億円(同0.9%増)と増収増益を達成しています。主力のVertical HR事業では、クライアントの採用ニーズが高水準で継続し、Living Tech事業でも不動産関連メディアが堅調に推移しました。
貸借対照表の変化
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は344.47億円(前期末比0.3%減)とほぼ横ばいでした。負債合計は155.65億円(同3.2%増)となり、その他の金融負債が7.21億円増加した一方、未払法人所得税等が4.55億円減少しました。資本合計は188.81億円(同2.9%減)となり、利益剰余金が21.24億円増加した一方、自己株式を22.32億円取得したことが主な要因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは39.08億円の収入となり、前年同期比で96.2%増加しました。これは主に税引前四半期利益41.06億円の計上によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは21.08億円の支出となり、前年同期比で201.6%増加しました。主な要因は無形資産の取得8.29億円と子会社株式の取得10.27億円です。財務活動によるキャッシュ・フローは32.21億円の支出となり、主に自己株式の取得24.81億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上収益250億円(前期比7.5%増)、営業利益56億円(同3.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益38.2億円(同0.5%増)と増収増益を見込んでいます。EBITDAは70億円(同3.2%増)を予想しています。直近の業績動向を踏まえ、業績予想を上方修正しています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、前期の6.5円から1円増配の7.5円を予定しています。配当予想に修正はありません。
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