2025年12月期第1四半期決算短信の要約
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株式会社ネクソンの2025年12月期第1四半期は、売上収益1,139.34億円(前年同期比5.1％増)、営業利益416.11億円(同42.8％増)と増収増益となりました。『アラド戦記モバイル』や『メイプルストーリー』の好調、新作の貢献が要因です。一方、為替差損の影響で最終利益は減少しました。第2四半期は為替影響で減収予想ですが、一定為替レートベースでは横ばいの見込みです。
主な事業セグメント
株式会社ネクソンは、PCオンラインゲーム及びモバイルゲームの制作・開発、配信を行っています。主な事業セグメントは日本、韓国、中国、北米、その他(欧州及びアジア諸国)の5つです。主要フランチャイズには『アラド戦記』、『メイプルストーリー』、『EA SPORTS FC™』シリーズなどがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上収益は1,139.34億円(前年同期比5.1％増)、営業利益は416.11億円(同42.8％増)となりました。『アラド戦記モバイル』の増収寄与や『メイプルストーリー』の好転、新作『The First Berserker: Khazan』や『マビノギモバイル』の貢献により増収となりました。一方、税引前四半期利益は387.01億円(同28.6％減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は262.72億円(同26.9％減)と減少しました。
貸借対照表の変化
資産合計は1.22兆円(前期末比2.8％減)となりました。主な減少要因は、営業債権及びその他の債権の減少(前期末比190.77億円減)、その他の預金の減少(同240.41億円減)です。負債合計は2,190.57億円(同3.2％減)、資本合計は1兆円(同2.7％減)となりました。親会社所有者帰属持分比率は81.2％(前期末81.1％)と微増しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは492.85億円の収入(前年同期は121.83億円の収入)となりました。主な増加要因は、税引前四半期利益387.01億円及び営業債権及びその他の債権の減少額152.62億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは121.83億円の収入(前年同期は453.05億円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは382.97億円の支出(前年同期は118.81億円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期第2四半期連結会計期間の売上収益は、為替によるマイナス影響約10％を見込み、前年同期比で減少を予想しています。一定為替レートベースでは前年同期比でおよそ横ばいとなる見込みです。『アラド戦記』フランチャイズは前年同期比で減収、『メイプルストーリー』フランチャイズは増収を予想しています。『マビノギモバイル』は大きく増収寄与する見込みです。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は1株当たり30円(第2四半期末15円、期末15円)となっています。前期実績の22.5円から増配の予定です。
注意事項
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